- こんなあなたに
- 実をつける雑木を探している人
- 困りごと
- 実をつける雑木をピンポイントで知りたい
こんな困りごとにこたえます。
この記事でお伝えすること
実をつける雑木3つ(実の色別)を紹介しています。 ---秋につける赤い実が楽しめます---いつか見た常緑樹「ソヨゴ」を紹介する本では,「実を楽しめること」が他の樹種との違いとしてクローズアップされていました。 正直なところ「実をつけるとかつけないとか,そんな小さな部分をクローズアップして差別化しなくてもいいじゃないの」と感じましたけど,自分の手で植えたソヨゴについた実を見るのは単純にうれしいのです。 それは,庭に順化した証とも言えるわけで,季節が進んでいるのを私たちに教えてくれるものでもあり・・・とにかく,うれしいんです。
ソヨゴ(赤い実がつきます)
「これからの雑木の庭」を読んで2015年に植えた樹種7つの中の一つ。 ソヨゴを植えたのは今年2015年,春のことです。 ソヨゴが実をつけることは知っていました。 また,ソヨゴが雌雄異株(しゆういしゅ:雌花と雄花とが別の株 (個体) に生じること)であり,実をつけるには両方の株が必要なことも知っていました。 らずもね家にやってきた最初のソヨゴは,2015年春,仙台植木市で一目ぼれしたもの。 サイズ,健康状態,お値段を確認した時,直感的に「買い」と思い雌雄異株であることを完全に忘れて,一目ぼれしたコイツだけを買いました。 雌雄異株であることを知っていて,あえて一株で赤い実をつけてくれるか。 実験(経過観察)したいと思います。
ムラサキシキブ(紫の実がつきます)
「わが家の雑木の庭づくりのスタート」とも言うべき1年前に植えたアオダモの芽吹く力にちょっと感動するアオダモと一緒に植えたムラサキシキブ。 アオダモの根元を飾る名脇役「ムラサキシキブ」は,10月はじめには上写真のようなムラサキ色の実がつきます。 苗木で植えたムラサキシキブは,なんの心配もなくすくすくと育つ健康優良児です。
クロモジ(シブイ色の実がつきます)
雑木の庭にしなければ一生経験することはなかったであろうカミキリムシの幼虫テッポウムシの駆除を初体験させてくれたのがクロモジ。テッポウムシを駆除した10月には上写真のシブイ色の実をつけていました。 このクロモジの実の色をなんと表現したらいいものでしょうか。 クロモジの葉を背景にしたシブイ色のクロモジの実。 高級ブランドの広告に採用されてもおかしくない「高貴な色」にも感じます。 春先の緑とは対照的。 季節が進むにつれて表情を変えるクロモジ。 大好きです。 テッポウムシの被害を目にした時は超アセリましたけど,こうして元気に育っていますよ。
スズラン(脇役,赤の実がつきます)
上写真はスズランです。 (木になる実ではないので,この記事の中ではオマケな感じで貼っておきます)
本日のらずもねフィーリング
- いかがでしたか?
- 色を選ぶ。最も身近なものだと洋服の色を選ぶ場面では,青,灰色,黒(いわゆる無難な色)を選ぶことが多いでしょうか
- 雑木の庭が私たちに見せてくれる色は自分に染みついた色彩感覚とは無縁の派手なものからシブイものまでさまざま
- そのせいか,赤い実,ムラサキの実は目にすごく新鮮に映ります
- 特にクロモジのシブイ色は洋服だったら絶対に選ばない色
- スズランも同じで,実,葉,枯葉が織りなす複雑な色と形,その全体像は自分にない色彩感覚を呼び起こしてくるような強いインパクトがありますね
- 少しの間,ぼーっと見て,頭がぼーっとして,秋だなぁと感じたりするのでした