市販のケーキに比べたらスポンジのエアリー感は少ない。クリームだって緩い。味覚に与えるインパクトは市販のケーキにかなわない。ただ,市販のケーキより圧倒的に心に沁みる。「心に沁みる度」でいったら手作りケーキに勝るものはない。
1⃣「クリスマスは家で」がわが家の鉄板
いつからかわからない。気づいた時から,わが家のクリスマスケーキは手作りが基本となっている。ケーキを手作りする。これ即ち「クリスマスは家で」ということになる。
年の瀬。忙しく過行く毎日。その中にあって,例年どおり手作りのクリスマスパーティーを迎えられたことに,この上ない幸福感を覚える。
先日,「ビーフシチューに初チャレンジしようぜ」と鼻息を荒くしてヨークベニマルに乗り込んだものの,原因不明の心変わりで見送られていたビーフシチュー。初めて食卓に並んだ,その味に舌鼓を打ち。
クリスマスケーキを食べようと手早く片づけられたテーブルでビターズを片手に幸福を噛みしめた。
2⃣心に沁みる手作りパイ
ここ仙台では,いや日本全国のほとんどがそうだと思いますけど,クリスマス時期は小学校が冬休みに入っています。成長につれ,いつか面倒くせぇと言い出すに決まっていますが,今のところクリスマスのごちそう作りを子ども達が手伝ってくれています。 クリスマスに感じる幸福感はどこからやってくるのか。自分の分析では,一年を大過なく過ごせたことに起因するものと感じています。加えて,子ども達が手伝ってくれた料理を食べれる(嫌がらず自発的に取組む姿勢があってのこと)も大きな要因なわけです。
で,今年はいままでに見たことのない料理が登場。 上写真の団子をタネにした・・・
手作りパイです。
きれいに焼けるもんですね(息子曰く,パイ作りは難易度が低く思った以上にかんたんらしいです)。
パイの中に埋め込まれた団子(タネ)とパイ生地の組合せ。まいう~でした。
3⃣心に沁みる手作りケーキ
市販のケーキに飾られていたクリスマスの装飾を流用した手作りケーキに今年もお目にかかることができた。 「ケーキの上にきのこ畑を作った」と鼻息を荒くしていた次男。デコレーションは全て次男の腕によるものらしい。
ボールに投入した生クリームを人力で泡立てたという。その後,クリームを塗ってイチゴを乗せた。入魂の「きのこ畑」は緊張感をもって仕上げたとか。
市販のケーキに比べたらスポンジのエアリー感は少ない。クリームだって緩い。味覚に与えるインパクトは市販のケーキにかなわない。ただ,市販のケーキより圧倒的に心に沁みる。「心に沁みる度」でいったら手作りケーキに勝るものはない。
以上,2015年のクリスマスでした。