- こんなあなたに
- 40代だけど「集合」を復習したい人
- 困りごと
- いろんな記号があったけど,あれ何だっけ
こんな困りごとにこたえます。
この記事でお伝えすること
数学の「集合」で用いられる基本事項や表現方法をまとめています。
参考書やネットに出回る「公式集」です。こんな私的備忘録をまとめるようになった理由は,次のとおりです。
「答えのない世界」で答えを導く
その背景を一言で言うと,森岡毅氏の著書を読んで感銘を受けたから。
前に書いた苦しかったときの話をしようかは,「子育て本」だと思っていました。読んだら「子育て」の本でした。
驚くのは,ただの「子育て本」ではないこと。ビジネス最前線で「世の現実(残酷さ)」を知る父親が子どもに対し,正面から「現実」を語る。その現実から練り上げられる「仕事観」。甘やかさず,経験,現実を直視し,子ども達に期待すること。そこから描く将来の姿を諭すこと。「褒めて伸ばす」的なホンワリした話ではない超現実路線な感じに強く惹かれました。
苦しかったときの話をしようか
「子育て本」としての素晴らしさの裏には,著者が勝ち取った外資系企業での販売成績があり,USJ再建に漕ぎつけた実績があります。会社を勝たせる。その技術が「確率思考の戦略」だと言います。あらゆる仕事の「効率」と「成功確率」を劇的に上げるにはに書いたとおり,組織の中心に立って巻き込む力にも強く惹かれました。
あらゆる仕事の「効率」と「成功確率」を劇的に上げるには
「ないものねだり」と言うように,著者のメッセージに惹かれるのは,らずもね自身に足りないものが多いから。なかでも,わたし達がトップランナーに追いつけない理由に書いたことは,方法論云々ではありません。何か湧き上がるもの。こみ上げるもの。嫌われることを恐れず,多くの関係者を惹きつけ,突き抜けた先にあるものを掴む。
わたし達がトップランナーに追いつけない理由
その情熱を生み出すための努力。学習。反省。努力・・・とくに,「答えのない世界」で答えを導く方法を編み出すべく,その足がかりとして数学の「集合」を復習することにしました。
集合の基本
基本
- 集合をアルファベットで表す場合,
- 集合には,大文字を使う(例:$A,B,C$等)
- 要素には,小文字を使う(例:$a,b,c$等)
記号
40代になると新しいことが頭に入りにくいですが,だからこそ端的にまとめておくことが大切だと思ってます。
- 記号
- $\in$:要素
- $\subset$:部分集合
- $\cap$:共通部分
- $\cup$:和集合
集合の表現方法
調査対象者 表現方法1
扱う調査対象者を次のように表す。
$A = \{○○○な人達\}\\$ $B = \{△△△な人達\}\\$ $C = \{Aの中で□□□な人達\}\\$ $D = \{Bの中で□□□な人達\}\\$調査対象者 表現方法2
調査対象者が$n$人いるとして,その集まりを集合$N$で表す。
$N = \{1,2,…,n\}\\$ちなみに,記号$\in$:要素を用いた$1 \in N$は$1$が$N$の要素であることを表す。
調査対象者 表現方法3(部分集合)
$C$に属する人は必ず$A$に属することを,記号$\subset$:部分集合を用いて表す。
$C \subset A\\$調査対象者 表現方法4
4つの要素からなる集合$A = \{1,2,4,6\}$の場合,$|A| = 4$と表す。
本日のらずもねフィーリング
- 森岡氏の著書を読んで以降,勉強をはじめましたが数理モデルを用いた分析は,マーケティング以外にも幅広く用いられています
- 「答えのない世界」,「予測できない世界」の中で,確からしいことを求める。つまり「答えのない世界」で答えを導く
- この技術を磨けば,突破口が見えると期待し勉強していきます