- こんなあなたに
- 庭に植えたコナラを剪定しようか悩んでいる人
- 困りごと
- 植栽後1年も経っていないコナラでも剪定に耐えらえる?
こんな困りごとにこたえます。
もくじ
- この記事でお伝えすること
- 剪定後に迎えた秋の紅葉(元気です)
- 剪定対象のスペック
- 植栽後1年も経っていないコナラの枝を切り落とす
- 剪定の理由
- ビフォー(剪定前)
- アフター(剪定後)
- 剪定前に悩んだこと
- 剪定のコツ
- ノコギリで一気に切り落とす
- 「癒合促進ペースト」を盛るようにしっかり塗る
- 本日のらずもねフィーリング
この記事でお伝えすること
植栽後1年しか経っていないことを忘れて剪定しちゃった経験(実績)をまとめています。
- 結論
- その1:剪定後も枯れなかった
- その2:剪定後も毎年のライフサイクルをこなしている
- その3:結果,剪定による健康被害の印象はない
剪定後に迎えた秋の紅葉(元気です)
論より証拠の写真をご覧下さい。2016年2月,後述の剪定をした後,同年11月に撮影した写真です。
写真右,キレイナ黄葉を見せるのがダンコウバイで,その株元にはツワブキがあり,「丸い葉っぱコーナー」を形成しています。
コナラは写真左側。地面から伸びる2本の幹(斜め方向に伸びたヒコバエ1本も見えますが)がコナラです。2月の剪定後,新芽を吹かせ異常な枯れ方をすることなく紅葉を見せくれました。その後,4年が経過した今も毎年1年のライフサイクルを完遂しています。
結果,剪定による健康被害の印象はありません。
剪定対象のスペック
2016年2月,当日,次の状態にあったコナラを剪定しました。
- 剪定対象スペック(状態)
- 樹種:コナラ
- 植栽後の経過年数:1年
- 樹高:3~4m程度
- 太さ:幹回り約15cm(胸の高さの位置)
- 剪定対象の枝:枝の付け根(主幹)で剪定,木口最大直径3cm弱
- 健康状態:良好(病害虫被害なし)
植栽後1年も経っていないコナラの枝を切り落とす
なぜ,植栽後1年も経っていないコナラを剪定したか。その理由が以下。
剪定の理由
- ねじれた枝を放置すると樹形を崩すのではないか
コナラの樹高は3~4m程度に達していました。植栽後1年未満ではありましたが,ねじれた枝を発見(下写真)
ビフォー(剪定前)
アフター(剪定後)
剪定前に悩んだこと
南向きに伸びる主幹にからみつくよう伸びる,いわゆる「からみ枝」。カッコ悪いうえに枝の勢いが強く,放置すれば自身のエネルギーをここで消費しそうな印象。
この枝。落とすべきか。生かすべきか。
剪定前に悩んだことがあります。
- 以前読んだ本で『本格的な剪定は植栽後3年目以降に』と学んだけど,そもそも「本格的な剪定」が指す範囲(どうなると本格的なのか,とか)てどのへん?
- 剪定対象の枝を根元,すなわち主幹に傷をつけるカタチで剪定するのは「強剪定」ではないの?
- 健康に育てたい反面,剪定がきっかけで枯れたりしない?
- 年々伸びる「からみ枝」や「下がり枝」の放置は樹形を乱すきっかけ(経験あり)なので切りたいんだけど大丈夫?
以上の悩みを抱えながら,スッキリした答えがあるわけでもなく,結局,自信をもって剪定したわけではありません。
今振り返ると,剪定対象のコナラは,植栽後1年も経っていないとはいえ3mを超えていましたから耐性も備わっていたはずです。(以前,ダンコウバイを配達してくれた庭師は,目の前で植える前のダンコウバイの枝を問答無用でバシバシ切って帰られましたから)。
若干,「賭け」のような気持ちもありながらの剪定でしたけど,コナラが剪定に耐え,今も元気な姿を見せてくれるのは,次の点が良かったんだと思います。
剪定のコツ
ノコギリで一気に切り落とす
迷いは禁物。ヤルと決めたらノコギリを使って一気に切り落とす。こうすることで,木口がキレイになる。木口がキレイだと癒合も早い。というわけです。
「癒合促進ペースト」を盛るようにしっかり塗る
ハサミではなく,のこぎりで剪定するサイズの枝の場合,「切る?切らない?」の判断って勇気が要ります。
切った部分(木口最大直径3cm弱)には「癒合促進ペースト」を盛るようにしっかり塗ります。 「痛い思いをさせてゴメンナサイ」。その罪滅ぼしでもあります。
本日のらずもねフィーリング
- いかがでしたか?
- いくら学んだとは言え実用書(教本)などで知る「本格的な剪定」とか「強剪定」ってどういう感じのことを言っているのか,初心者にはわかりにくさがあります。
- この記事で紹介した主幹に傷をつけてしまう剪定(木口最大直径3cm弱)であっても,厳選した1カ所(1本)程度であれば,その後の健康状態に悪影響を及ぼす可能性は低い,そんな印象を持ちました。
- 思い起こせば,お馴染み「雑木の庭を造りたいなれコレを読め」で「雑木の庭にコナラは必須」と確信して以降,現在までに大小4株のコナラを植えました。
- 最も古いものは
- 念願だった雑木の庭造りをDIYで着手した時の単木2株(園芸店に「樹高2mのコナラ」で発注し買い求めたもの)
- その後,コナラ(2m)の物足りなさから仙台植木市でコナラ(巨木)を買った。
- さらに(記事にしたことはないけど)昨年,この記事の主役で剪定対象となった「樹高3m程度のコナラ1株」を植えてます。
- さらにその後も増えました
- こんな感じで増えた雑木の手入れには剪定が欠かせませんね。