- こんなあなたに
- 常緑樹の剪定適期が知りたい
- シラカシを1月に剪定しまったけど大丈夫
- 困りごと
- 間違って厳寒期にシラカシを剪定してしまった,その後が心配
こんな困りごとにこたえます。
この記事でお伝えすること
厳寒期。常緑樹の剪定は禁物。この記事でお伝えするのはこの1点です。
ただ,完全な思い込みで1月(厳寒期)だというのにシラカシを剪定しまった顛末も紹介しています。
完全な思い込みで1月にシラカシを剪定してしまう
1月14日。気温6℃。
気温が一桁台とはいえ,1月とは思えない陽気に恵まれたこの日。思いっきりシラカシ(常緑樹)を剪定。
結論からいうと,コレ,完全な思い込み。
みなさん。厳寒期,常緑樹の剪定は禁物ですよ。
常緑樹剪定の基本
そもそも,常緑樹剪定の基本は次のとおりです。
- 常緑樹剪定の基本
- 剪定適期は暖かくなってから(らずもね調べでは4月~7月と幅広。11月を推奨する記事も)
- 冬の剪定は厳禁(理由は以下)
- そもそも,常緑樹は一年中葉を茂らせるため光合成によってその時々,必要な養分をつくり消費するので幹に養分を蓄えること苦手
- このため,ストレスの強い厳寒期に剪定によって葉を失うと養分を作り出せなくなり衰退する
ちなみに(この反省を忘れないための私的メモ)
完全な思い込みをしてしまった背景は以下。
毎日実践しはじめてから1年間継続中のGTD。この1年で「忙しさからの解放」はないが「ストレスからの解放」は成し遂げたと自負しています。
好循環をもたらしたいいことづくめのアンドロイドアプリに庭木の管理も入力してしまえ。こう考えて,数日前から庭木17種の手入れをアプリにインプット。剪定は,寒肥は・・・と入力する中で「シラカシの剪定は1月に」と思い込んだんですね。完全に(たぶん,コナラの剪定適期と混同)。
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剪定している最中は,何の迷いもなく・・・剪定ばさみでチョキチョキ軽快に。時に,ノコギリでギコギコ大胆に。いわゆる「軽剪定」にとどまらず「基本剪定(骨格を整える剪定)」までビシバシやった。
当然,切り落とした枝は大量。ドカンと山盛りに。
市指定のごみ袋「大」いっぱいに葉を押し込めます。枝はビニール紐で束ねます(30cm程度の長さ束,4つに)。
あぁ,すっきり。1月とは思えない穏やかな青空をバックにシラカシの緑が一段と映えるね,と大満足したのも束の間。
なんか違和感。この日,一緒に剪定したコナラは間違いなく1月が剪定適期。常緑樹は,コナラ等の落葉樹とは性質が異なるから「剪定適期が一緒なんてことあるはずない!?」。で,調べ直し「常緑樹の冬の剪定は禁物であること」を認知(ガビーン)。
1月剪定後 シラカシの様子
なんてことをしてしまったんだ(自己嫌悪)。
気づいてからというもの,シラカシの木口に丁寧に入念に癒合剤を塗りこんで罪滅ぼし。ああぁぉゴメンよ。この日の陽気が連日続くはずもなく,まして最も寒さの厳しい2月に入るというのに,手塩にかけて育てたシラカシが枯れてしまったら。おぉっぅをうぅ。
次の日から朝晩,シラカシの様子を気にしてみる。「どうか,この冬を耐え抜いて」。そう願いながら。隣には剪定しなかったシラカシがあったので,葉の色や勢いを見比べたり。
2019年2月,雪の記録が残るのはわずかに10日程。雪が降り積もった日もあったが,感覚的にはすごく雪が少ない穏やかな冬だったと言っていい。
結局,シラカシは衰退せず,3月も美しい緑を輝かせています。
剪定したシラカシは,植えてから4年程度。樹高は5mに達するかという勢い。だから,剪定後に2月の寒さを乗り越えられたのか,シラカシそのものの耐性かもしれない。主の大失敗を見事リカバリーしてくれたシラカシに感謝。です。
本日のらずもねフィーリング
- いかがでしたか?
- 剪定時期を間違えて枯らしてしまうことのないよう,よく確認しましょうね
- ちなみに,シラカシの生長を遅らせるため暑い時期に剪定する方法もあるります