- こんなあなたに
- 下草の冬の様子を知りたい人
- 冬でもキリっとした立ち姿の下草が知りたい人
- シュンラン・キチジョウソウ・リュウノヒゲを知りたい人
- 困りごと
- 下草が冬にペシャんとなるのがいや
- ペシャんとならない下草はどれなの?
こんな困りごとにこたえます。
もくじ
この記事でお伝えすること
雑木の庭に使える次の3種類の下草の冬の姿をお伝えします。
- シュンラン
- キチジョウソウ
- リュウノヒゲ
秋以降,冬になってもキリッとした立ち姿を見せる「シュンラン」に対し,「キチジョウソウ」と「リュウノヒゲ」はまるで冬眠しているかのように地べたに寝転がります。
最低気温-0.1℃のこの日 積もった落葉樹の枯葉をとりのぞく
最低気温-0.1℃とはいえ,やわらかい日差しのせいかこの日の最高気温5.9℃以上に暖かく感じられたこの日。
10時54分。朝から取り掛かった雑木の庭の手入れもはからどり,中に着込んだダウンを脱いだついでに降り積もった落葉樹の枯葉をとりのぞきます。
ビフォー(枯葉をとりのぞく前)
今冬の仙台は雪が少ない。そこに来てこの陽気だったものだから・・・2月を迎え,もう一段階冷え込みがくるかもしれないというのに・・・
アフター(枯葉をとりのぞいた後)
ほとんどの枯葉をとりのぞきました。
すき間だらけとは言え地表を覆い空気を蓄える,いわば,雑木にとってのレッグウォーマー(=枯葉)を・・・とりのぞいたのは焦り過ぎだったかと反省。
春を迎える準備を進めたい主の暴挙の背景には,例年3月に集中する庭の手入れを分散させたいとの心境が働いていて・・・ああぁゴメンよ。やっぱり,早かったかな。
年中ピンピンしているシュンランの存在感は冬にこそ際立つ
枯葉をとりのぞくには早かったか。そんな反省をしてしまう1月の寒さのなかでも,年中ピンピンしている下草が欲しいという方にはシュンランをおススメします(下写真)。
秋以降,冬になってもキリッとした立ち姿を見せるシュンランの存在感は冬に際立ちます。
存在すら忘れていたシュンランが冬に輝きを放っている
1年前のエントリー「存在すら忘れていたシュンランが冬に輝きを放っている」から見ても,間違いありません。冬になってもキリッとした立ち姿を見せる下草が欲しいなら,シュンランで決まりです。
ペシャんとなるけどなくてはならないキチジョウソウの黄緑
シュンランとは異なり,冬,ペシャんとなってしまうのがキチジョウソウです。下写真はキチジョウソウの側方から撮ったものです(わかりにくいですが,ペシャんとなっている状態です)。
冬,キチジョウソウはペシャんとなります。シュンランに比べれば,まるで冬眠しているかのように地べたに寝転がります。らずもね家の個体にはシャキッとした姿を見せるキチジョウソウがありますが,少数です。また,次に紹介するリュウノヒゲは全て地べたに這いつくばります。
でも,キチジョウソウには他の下草にない黄緑の美しさがあります。
冬に待っている青い実の輝きが美しいリュウノヒゲ
2017~2018年の冬には見られなかった青い実をつけたリュウノヒゲ(下写真)。
赤やピンクに咲く花の鮮やかさとは異なり,地面に這いつくばりながらもその中にひっそりと実をつけている様子が渋くて好き。悪くない。むしろイイ。昨年の冬にはない新しい発見。
本日のらずもねフィーリング
- いかがでしたか?
- 「キリッとした立ち姿」で言えばシュンランの1点で間違いないでしょう。
- でも,下草がシュンランの1点だけでは単調になってしまいますよね。
- 葉色。鮮やかさはなく小さいながらも実をつける健気さ。そうやって見ると,立ち姿ではシュンランにかないませんが,キチジョウソウやリュウノヒゲもった味わいがありますよね。