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ハイポネックス原液照射によるトサミズキの復活劇

2018年は,意識的に与えた液肥「ハイポネックス原液」について,使用方法等をまとめています。 らずもね家の雑木の庭では,キチジョウソウ等の根の浅い植物に効果が見られた他,元気のなさがきになっていたトサミズキの復活劇が見られました。

1⃣生ごみで”土”の活性化にチャレンジするも目に見える効果なし

2014年に着手した雑木の庭造り。 主のDIY品質を雑木の美しさがカバーしてくれる有難み。

全ての雑木が庭環境に順応した。 と言いたいところだけど,元気のない木もあるんです(以下)。 「全て順風満帆」とはいかないわけです。

2018春 元気のない木/剪定が必要な木 リスト「元気のない木」抜粋
  1. トサミズキ
  2. アラカシ
  3. サツキ
  4. ミツバツツジ
  5. ツツジ
  6. アセビ
  7. サツキ
  8. ジンチョウゲ

ジンチョウゲ2株が枯死

特に隆盛の兆しを感じたジンチョウゲは,急激に衰えて3株のうち2株が枯死(涙)。 花の香りに魅了されて植えたジンチョウゲ。 ジンチョウゲには常緑樹の特性を生かし隣地境界の目隠しの役割を頼んだが,植えた場所が悪かったのか。 葉が落ち,枝がシワシワになり枯れて,幹へと波及していく様子を観察すると,自分の体が痛むような感覚になり,いてもたってもいられない気持ちになるのでした。 何がしか手当をしてあげたいと考えていた時,運良く造園業を営む方と話しをする機会に恵まれ以下のアドバイスをいただく。

  1. 化学肥料も良い
  2. それ以上に,”土”を活性化させるのが良い
  3. そのためには,生ごみを混ぜ込むのも一手

早速,キッチンにある野菜くずを集めてジンチョウゲの株元に埋め込んだ。 もちろん,生ごみに混入しがちな,調味料,ビニールくず,紙くずがないものを。 埋め込んだ数日後,もしかしたら腐敗が進み臭気が強まったせいか,掘り起こされていた。おそらく,この辺に住み着いている野良猫の仕業に違いない。 生ごみによる土の活性化は,目に見える効果を実感する前に失敗。

2⃣ハイポネックスに切替

素人なりに手を尽くすも,結果,ジンチョウゲは2株が枯死。 それでも,何とかして元気のない木を復活させたいという思いから,残る一手「化学肥料(液肥)」を与えることに切り替え。実行しました。

らずもねが選んだのはハイポネックス。 小さいボトルは450ml。 春先から2週間間隔でハイポネックスを与え空になったので,800mlのボトルを買い増し。800mlもすでに半分程度を使いました。

ハイポネックス原液の使い方

ハイポネックス元気の使い方は上の動画が参考になります。 らずもねはハイポネックスの青い原液キャップ1杯(気持ち少なめ)を6リットルのジョウロ満タンの水で希釈して与えました。 ボトル本体に記載の「使い方」の希釈倍率(植物の場合250倍)に忠実に。 とはいえ,持っているジョウロ容量から水量は6リットルが上限になるので,ハイポネックス原液を目分量で気持ち少なめに投入。希釈しました。

3⃣ハイポネックス原液の効果

今思えば,シランがこんに大きく生長したのは,ハイポネックスの効果かもしれない。 シランのみならず,元気のない木々にもハイポネックスの効果を見られたのであります。

キチジョウソウ

上写真のとおり,葉の勢いはバリンバリン。元気みなぎる濃い緑色。 2016年に植えたキチジョウソウとは比べ物にならない勢いがある。 冬に向けて落葉が進み庭の緑が減っていく中で,この姿を維持してくれるとありがたい(下草はシュンランが一番と書いたこともあったが,キチジョウソウがシュンランにとってかわる可能性もあります)。 深根系と言われるコナラに比べ,キチジョウソウ等の根の浅いものにはハイポネックスの効果てきめん。 シランの生長もそのとおりですから,根の浅いものにはハイポネックスがよく吸収され植物が元気に育つ。 そんな実感があります。

トサミズキ

心配のタネの一つトサミズにもハイポネックスを与えました。 古い枝の先端が枯れているのかな・・・という状態から徐々に枯れる範囲が拡大し,幹へも進展してしまったトサミズキ。 春先にはジンチョウゲと同じように,株元に生ごみ(量は一つかみ程度)を埋め込みことも試しています。 さらにハイポネックスも与えました。

上写真のキチジョウソウの30程度離れた位置にあるトサミズキ。 いっぱひとからげにしてハイポネックス照射。 その結果が上写真。 トサミズキにひこばえが4本。 全般に非力さが感じられますが,

勢いのあるこの1本は30cmに達しようという生命力を感じさせます。 (丸い大きなが葉がトサミズキの葉です) この復活劇。感動。がんばれトサミズキ。

4⃣まとめ

2018年,3株のうち2株が枯死したジンチョウゲ。 枯死確定に至る約1ケ月の間,もしかしたらダメ?,やっぱりダメ?,あぁダメだ,と悶々とした日々。 枯死した様子を見た瞬間の喪失感。 植えた木に元気がないという症状は見てきたものの,枯死する木はなく,ほんとうに残念な思いがしました。 そんな中,ハイポネックス原液の使用に切替,トサミズキが復活の兆しを見せているのが救いです。 トサミズキの他,上のリストのアラカシ,サツキ,ミツバツツジ,アセビも息を吹き返そうとしています。 特にミツバツツジは,芽を見張る枝の生長はないものの,昨年,一昨年より多くの花芽を付けました。 木々を元気にするには,こうした肥料の投与よりも土を活性化することがその神髄なのだと思いますが,素人DIYで土壌環境を十分整えないまま植えていく場面や急場しのぎの中では,液肥で乗り切ることが必要なのだと思います。

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