コナラ（２m）の物足りなさから仙台植木市でコナラ（巨木）を買った感想

こんな困りごとにこたえます。

この記事でお伝えすること

雑木の王様「コナラ」は雑木の庭の骨格をつくる大本命。樹齢とともにひび割れていく幹肌の陰影。銀色に輝く新緑。そしてドングリと紅葉。

こんな期待を込めてコナラを植えるなら樹高５ｍ以上のものを選びましょう。ということをお伝えします。

「美しい！」と感じるコナラのサイズは

樹高５ｍ以上。これが，コナラを見て「美しい！」と感じるサイズです。

コナラは高木です

そもそもコナラは高木です。一般的に雑木はその樹高によって「中低木」「中木」「中高木」「高木」等に分類されます。

• 中低木：０．５～２．０ｍ程度
• 中木　：２．０～３．５ｍ程度
• 中高木：３．５～４．５ｍ程度
• 高木　：５．０～８．０ｍ程度

雑木の庭を造りたいならコレを読めの１４６頁引用

上に示す樹高は，苗木，幼木のサイズではなく「成木」の樹高です。雑木の庭に必須の「コナラの幹肌が醸す雰囲気」は，「成木」だけがまとうもの。苗木と幼木，つまり「お子ちゃま」にはありません。

樹高２ｍに物足りなさを感じ仙台植木市でコナラ（巨木）を買う

雑木の庭をDIYしています。コナラ、ヒメシャラ、アカシデ　生長の違いにドキドキしたり試行錯誤の連続です。面白いです。 手始めに買ったコナラ、ヒメシャラ、アカシデはどれも高さ２mで発注したもの。その高さは間違いなく２mを越えているから、文句はない。が、わずかに２m程度の雑木を数本植えたところで、目指している「これからの雑木の庭」（雑木の庭を造りたいならコレを読め参照）に到達できるはずもない。２mの木なら相当デカイ、と思っていたけど全然小さい。 そんな物足りなさから、あちこち探して結果的に仙台植木市でコナラを買ったのであります。

仙台植木市

季節の風物詩として市民に親しまれている植木市（仙台市ホームページによる）。 例年、４月に西公園で開催されているようです。

なぜ植木市なのか。 と言うと、仙台市内の主要なホームセンター、園芸店を見てもコナラを扱っている店にたどりつけなかったんです。こんな苦労の末、最後の期待、いざ植木市へ。

日によっては職人さんのプロの技を拝見することができます。

植木市の雰囲気は下の動画の感じです。

ところで西公園は桜の名所でもあります。花見の時期に重なる植木市。植木より桜、花よりダンゴ。

ダンゴよりたこ焼き。 植木市には、こんな楽しみ方もあります。

本題に戻ります。 植木市には数軒の植木屋さんがあります。おそらく、それぞれに得意分野をお持ちなんでしょう。その得意分野を象徴するのが、その店の品揃え。少し大げさですけど、雑木に特化した植木屋さんがありまして。ホームセンター等で売られている雑木とは大きさも、枝ぶり（くねっと曲がっていたり）も違う。 こんな風に大きなサイズがいくつも並んでいるところで雑木を選べたらイメージしやすいよな。

サイズとか本数とか。ボリューム感って言えばいいんでしょうか。イメージできたつもりだけど、庭に植えてみると全然物足りない。ズブの素人のDIYだから当然なんでしょうけど、このへんが一番難しい。

コナラ（約４m）を自分で植える

植木屋さんからいろんなことを教えてもらい、解決したこともあったり、かえって悩んだこともあったし。いろんなことを考えながら、植木市でめぐり逢えたコナラ（約４m）。コイツを自分で植えることにしました。

ちなみに、経験上ミニバン（ワンボックス）なら２m～３m程度の木を運ぶことができます。配達料を節約するなら買った木をマイカーで運ぶのもよし。汚れるのが嫌なら配達してもらうもよしですね。 約４mもの巨木をマイカーで運ぶのは不可能なので、配達をお願いしました。

大きな株。 株の重量からすると、木を運んだりしながら一人作業で植えるのはこのへんが限界か。

コナラ（約４m）を買った感想

コナラの株立ち。小さく見積もっても４mはある。手始めに買った２mのコナラにはない風格をまとっている。イイ。すごくイイ。 コナラの枝越しに家（建物）を見ると、今までになく建物が大きく感じられる。イイんじゃない。

４月の太陽はまだ低いのか、地面に長い影を落とす。木を植えて感じる些細な変化もうれしい。 これまでの庭がどれ程殺風景だったかと振り返る。また同時に今からはじまるコナラの生長に思いを馳せるのでありました。

ゆくゆくはドングリを付けてくれるかな。楽しみです。

本日のらずもねフィーリング