1⃣白すぎ城(≒白鷺城)って言う人もいたっけ
播但連絡道路経由で天橋立から姫路入り。 走る車の窓から姫山駐車場越しに白鷲城を見た家族の第一声。 「デカっ」。 「白い」。 日差しを遮る雲はなく,青空のもと眩しい程に輝いている白鷺城。 そういえば,白すぎ城(≒白鷺城)って言う人もいたっけ(笑)。
2⃣「家族に姫路城を見せたい」という一点の思いで
振り返れば,姫路城をはじめて見たのは2009年のこと。 さらに遡ること2003年には大阪城と名古屋城を見た。 大阪城,名古屋城とも,石垣の鋭さと天守の迫力に圧倒されたのを記憶しているが,姫路城の大天守と連なる櫓群が醸す迫力は両者を凌駕するド迫力だった。 このド迫力を家族にも感じて欲しい。 仙台から天橋立経由で姫路城まで。 オレ史上初。 最西端980kmを目指すドライブ。 そのロングドライブへ駆り立てたもの。 それは「家族に姫路城を見せたい」という一点の思い。 念願叶って家族全員で見た姫路城。 「見ることができて良かった」との感想に,ドライブの疲れも吹き飛ぶ思いでした。
3⃣姫路城は日本の城のスケール感を体感できる貴重な場所
姫路城が世界遺産に登録されたのは1993年とのこと。 2015年に完了した平成の修理が開始されたのは2009年(wikipediaによる)。奇しくも修理のビフォー・アフターを拝見するカタチとなったわたし。修理前,当時見た記憶からすると,お色直しした美しい白漆喰は間違いなく白く美しい。
桜が咲きはじめた3月最終週のことでした。
大天守へ直行するルートを進みます。 春休みということもあり,大天守に入る手前に行列ができていました。 順路から見渡す範囲,目の届くところには石垣か,櫓か,門があり,大天守を中心を取り囲む内曲輪(うちぐるわ)が広大であることが一目瞭然。 もし大阪城と名古屋城が太平洋戦争の空襲に遭わなければ,姫路城と同等の存在感を放つ貴重な遺産だったと思うと残念でなりません。そしてまた,姫路城は日本の城のスケール感を体感できる貴重な場所として存在感が際立ちます。
大天守を支える西大柱。 腐っているため継続利用不可と判断された西大柱は,昭和の大修理によって改修されている。代替えの心柱となる材料(檜)の選定と輸送における失敗,2分割とした理由に触れると技術者の苦労がわかりますね。
城内の見学を終え全員が顔を見合わせて「スゴイね」。 姫路城は日本の城のスケール感を体感できる貴重な場所です。