1⃣第一印象は”河口湖『かちかち山』に酷似!?”
ケーブルカーで登る。展望台からの眺望。そして頂上での運試し&縁結び祈願。 これらの要素からなる観光地。どこかにあった。 そうだ河口湖の「かちかち山」だ。 これが天橋立の第一印象。
2⃣天橋立は傘松公園から見ることにしたよ
天橋立を目指したワケ
今回,ロングドライブの旅行先に選んだ一つの目的地は『天橋立』。 地元「松島」以外の日本三景を見たい。これがその理由。 数多くある「日本三大ほにゃらら」。日本三景に数えられる松島は,あまりに身近過ぎて,そのありがたみがわからない。日本が誇る風光明媚な場所であるはずなのに,時に「こんなレベルの松島が日本三景でいいの」と感じることもあったりする(正直なところ・・・)。 そういった浅はかさを埋めたい。振り返れば,北陸・関西方面へのロングドライブ実績もある。あぁ,夢叶いそう。 ということで,天橋立を目指すことに。
「天橋立ビューランド」か「傘松公園」か
迷うことなく天橋立は「傘松公園」から見ることに決定。 決め手は開園時間の早さ。 天橋立を眺める候補地には「天橋立ビューランド」か「傘松公園」の二択になるもよう。
天橋立ビューランド | 傘松公園 | |
---|---|---|
開園時間 | 9時から(季節により8時30分から) | 8時から |
料金 | 高い | 安い(ケーブルカー大人往復660円) |
特筆すべきは | 宮津市内(近い) | 股のぞき発祥の地 |
傘松公園は宮津市内から遠いという難点があります。とはいえ,移動距離が致命傷となるものでもない。ならば,開園時間が早くて”股のぞき発祥の地”の傘松公園がよい。しかもケーブルカーが安い。 といった計画のもと,前の記事で書いた天橋立温泉のこちらのホテルで体を温めた後,コンビニで朝食を済ませ傘松公園に向かいました。
3⃣ケーブルカーで傘松公園へ
発祥の地「傘松公園」で天橋立を股のぞき
始発を待つカタチでケーブルカー乗り場へ。
5分程で「股のぞき発祥の地」(展望台)へ到着。
早速,股のぞき。
朝早いせいか。 霞がかっているものの・・・
しっかりと天橋立が確認できる。 天橋立が宮内湾を南北に隔てる。(上写真では)天橋立の右側が阿蘇海。 調べてみると,天橋立は『丹後国風土記』においてイザナギが天へ通うために作ったされているもよう。この言い伝えから連想だろうか。股のぞきで天地が逆転する視覚的変化の瞬間,天橋立の松林が一瞬天にかかるように見える。股のぞきはこうした宣伝が観光客を通して広まったようだ。
松島との比較
さて,天橋立と松島を比べてみる。 傘松公園ケーブルカー乗り場には数件の土産屋がある。この日,始発のケーブルカーに乗る時間帯に訪れたこともあって,土産屋に賑わいや華やかさは感じられなかった。いたって地味。
股のぞきを終え,展望台を眺めて回り見つけたのがコレ(上写真)。 天橋立をバックに見事なハート。
松島では見かけたことがない。 けど,遠く旅行に来て愛を誓うのはいいのかもしれない。 が,時間とともに錆行くのかという実感もしないわけではない(苦笑)。 開園間もない時間帯のせいだと思うが,観光客は家族ずれが4組程度。 売店の係の方のほうが多いかもしれない。 そんな静けさを感じながら見つけたのがコレ。
かわらけ投げ。 上写真の輪をめがけて,かわらけ(3枚200円)を投げるんですね。 かわらけ投げにチャレンジした子ども二人とも,(指定の投げ方ではコントロールできないことに気付き,独自の投げ方で)見事に知恵の輪を通しました。
かわらけ投げを成功させた興奮,その余韻を残しながら,復路(下山)はリフトで下ります。 安全なケーブルカーに比べると,脚が地面に触れそうになったり,振動が伝わってきたりと,リフトのほうがスリリング。小学生くらいの子どもならリフトのほうが楽しいと思います。
4⃣松島も捨てたもんじゃないな
このかわらけ投げを見た瞬間,思い出したのが河口湖の「かちかち山」。 「ケーブルカー」と「かわらけ投げ」。ビンゴです。
【仙台→静岡・山梨・横浜・東京】かわらけ投げで厄払い@河口湖
傘松公園から眺めた天橋立。かちかち山から眺めた富士山。どちらも素晴らしい。ケーブルカーとかわらけ投げは間違いなくかぶっているけど,それぞれに素晴らしさがある。 地元の日本三景松島には展望台がない・・・確かにないけれど,これくらいの眺望なら見れます。それから,松島四大観が素晴らしい。
【絶品】松島に来たらツブとタコを(牡蠣もあります)
観光地を勝ち負けで論じるつもりはありません。 が,はじめて日本三景天橋立を訪れて,松島も捨てたもんじゃないなと感じました。