「深い」。この一言です。龍安寺。
1⃣朝7時 大阪を出発して京都入り
二日間で大阪城,海遊館,道頓堀,USJを満喫。名残惜しさもありましたが,大阪を離れ帰路につくことにしました。といっても,真直ぐ帰るわけではありません。3日目は憧れの京都に立ち寄りました。
- ちなみのこの日の宿泊ホテルは以下
- ホテル法華クラブ大阪
もしかしたら上の地図に表示されるルートとは違っているかもしれませんけど,大阪からは京滋バイパスを北上して京都に入りました。
仙台からUSJをメイントした大阪の旅を考えた時,時間に余裕があれば旅程に京都を加えることもできるんでしょうけど,それは時間があればの話。その点,この旅では時間的な余裕ははありましたし,何より大阪から仙台への帰り道沿いに京都があるワケですから立ち寄るのが当然という流れでございました。
「おっ大文字焼き」(上写真)といいながら,京都に到着したことを実感。龍安寺,金閣寺,清水寺をまわりました。
2⃣えっ見えた!? 龍安寺の15の石
8時から拝観できるのがよい
詳細は龍安寺のホームページで確認いただければなのですが,龍安寺は拝観時間が早くてよかったです。この日(時期)は8時から拝観することができました。
庭の木々の緑は紅葉に向けて色づき始めた頃。紅葉の見ごろに来れたらなぁ,と欲張りな気持ちが頭をもたげたり・・・
今年の夏は36℃を記録したこともあった京都。 立派な藤棚が作る濃厚な影は,夏,憩いの場所になっていたことでしょう。
「明治三十八年・・・」歴史を感じます。
庭にも「深さ」があるように感じます。木,石,苔。それら全てが「深い」。そんな感じです。 この道を通って石庭に入ります。
龍安寺の石庭
一度この目で見たかった。家族に見せたかった枯山水。今,写真に写る屋根,庇(ひさし)の影を見ても,開園後間もない結構早い時間帯に拝観したことを思い出します。 さて,石庭に15の石があることは有名な話でありまして。
そしてまた,一か所から15の石全てを見ることはできないとも言われていますね。 子ども達に,この話をしたら真剣になって見える場所がないか探していました。どうやら謎解きっぽくて面白かったようです。
静かに鑑賞すべき石庭ですから,ひそひそ話で「ここどう?見える?」なんて言いながら,ついに15の石全てを見ることのできる位置を発見。いい思い出です。
人間,全てを制覇したつもりでも,実は見えないものがある。
吾れ、唯だ、足ることを知る。 忘れてはならない人間としての基本姿勢。自分の言葉で子ども達に説いてみました。 子ども達にわかりやすく説明できていたのか。また,子ども達にどの程度響いたか。このあたりはよくわからないけれど,龍安寺に来なければありがたい教えに触れることもできなかっただろうし,子ども達に教えることもなかった。
侘助椿
雑木の庭作りに関心をもってから「ワビスケ(カタカナ表記)」というツバキがあることは知っていましたけど,まさか漢字表記があるとは思いもよらず。そしてまた,日本最古の侘助椿を目にしたことに二度ビックリ。
木々の根元,地面に目をやるとそこには「深さ」を感じさせる苔が。幹や枝の影による陰影ががその「深さ」を一段と強調しているように感じました。
上写真のような建築技術,匠(宮大工?)の技術にも「深さ」を感じます。
3⃣まとめ
「深い」。この一言です。龍安寺。 西源院のこの風景(上写真)も「深い」。「深い庭」でした。
園内では数名の庭師が木々の剪定,落ち葉の清掃をしていました。 きっと,「深い」龍安寺を見ることができるのは丁寧な手入れがあってのことだと思います。
ちなみに,この日は以下のホテルに宿泊しました。朝の時点では「安く泊まろう」を目指していましたのでキャンプ場を含め多くの選択肢を考えていました(テント持参の旅でした)。つづく。
- この日宿泊したホテル
- キャッスルイン金沢