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春になったら桂島へ出かけませんか①

もし,仙台界隈のドライブでは満足できないと感じはじめたら,桂島をはじめとする浦戸諸島に行ってみるのもいいですよ。 浦戸諸島には,桂島、野々島、寒風沢、朴島があります。船を乗り継ぐ行程を組むには,入念な計画が必要になります。その点,マリンゲート塩釜港からの下り便で最初に到着する桂島は,気軽に行けると感じました。

マリンゲート塩釜港から

マリンゲート塩釜港から塩竃市営汽船に乗る。 片道23分。まず船酔いの心配はない。そして,めったに船に乗らないわたし達にはアトラクション的な感じがして楽しい。

期待していたウミネコへの餌付け(えびせんをあげる)は禁止とのこと。 全く知らなかったこちらが悪いのだが,やはり残念。 調べてみたらエサを目当てに集まったウミネコの影響によって松島の松が育たない,または枯れるといった被害があるのだとか。

船の進路から右を眺めると多聞山のふもとにはコイノボリが。 四季の行事。地元の息吹。春が来たことは十分にわかっているはずだけど,こうした穏やかな景色に目を細めるてしまうのです。

遠くをズームすると松島が見えましたよ。 船が進むことで波たつ海水を見たり,海をわたる潮風を感じたり・・・あっというまに桂島に到着です。

桂島漁港から津森山まで

この日,桂島に行くことは決めたけれど,着いてから何をするかは決めないまま家を出ました。 その後,マリンゲート塩釜港で以下のホームページにある島歩きマップをいただいたこともあって,津森山まで歩くことに決めました。

塩釜市ホームページ 浦戸諸島/島歩きマップ
http://www.city.shiogama.miyagi.jp/urato/shimamap.html

もし,はじめて桂島に行くなら,帰りの船の時間を決めないほうがオススメです。 というのも,そうしたほうがのんびりできるからです。

桂島漁港から進む道は多くないので,ほとんどの場合,「わせねでや」でお馴染のお店の前を通って桂島海水浴場に進むことでしょう。 この日,桂島海水浴場への道を左(東側)にまがり,津森山を目指しました。 上写真は「スイセンロード」で見た黄色のスイセンです。

スイセンロード沿いにあったベンチに座り,買ってきた菓子パンとバナナをかじって小休止。 その後,さらに歩いていくと菜の花が咲いていました。 菜の花の向こうに見える太平洋。本当に気持ちのいい天気と景色。

さて,津森山の登山道です。 上に書いた島歩きマップでも紹介されていますけど,津森山の標高は61m。健脚の方には全くといって物足りない山ですが,この後,わたし達が島一周をトレッキングできたのも津森山が61mだったからとも言えます。

津森山山頂のアカシデ

わたしが雑木の庭に作ろうと考え始めてからというもの,登山道,散策路から見える木々の種類が気になるのであります。何も考えずとも出会えるのは,コナラですね。天然のコナラがあるのかもしれませんが,仙台市界隈のコナラはこの記事のとおり人工的に植えられたものが多いんだとか。ですから,コナラはどこを歩いても見られるわけです。

一方で,雑木の庭で人気の高いアオダモを見たことはまだなかったんです。 桂島に来るまでは。 桂島で自生するアオダモをはじめてみましたよ。多くの木々の枝の隙間から,アオダモの白い花が咲いているのが見えましてね。探して歩いて見つけたわけではないんですけれど,自生するアオダモを見れたこと自体に感激したものです。

で,それ以上の感激がこれ。自生するアカシデ。しかも巨木。

右手,左手,両方の人差し指と親指を使って輪を作ったくらいの幹まわり。 専門家ではないので間違っていたらゴメンナサイですが,わたしが知る幹の模様,ねじれたようなスジ,そして葉の形。どれをとってもアカシデです。いやぁ立派。

まとめ

もし,仙台界隈のドライブでは満足できないと感じはじめたら,桂島をはじめとする浦戸諸島に行ってみるのもいいですよ。 浦戸諸島には,桂島、野々島、寒風沢、朴島があります。船を乗り継ぐ行程を組むには,入念な計画が必要になります。その点,マリンゲート塩釜港からの下り便で最初に到着する桂島は,気軽に行けると感じました。 たぶん,こんな人は少数派だと思いますけど,雑木を眺めたい,特にアカシデの巨木を見たいとお考えの方には津森山がオススメです。

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