先日、さいち店頭でみかけた「売れ続ける理由」を読みました。作り手の考え方を垣間見た。どんなこと考えて作られたものなのかを知ると、買い物をする我々も「感謝」を込めて買い物をしたくなりますね。
さいち社長著「売れ続ける理由」を読んで
非常識さが感じられなかった
読み手に媚びる。そんな思惑を感じる「非常識な経営方法」という言葉。そこに違和感を覚えながら手に取った同著に非常識さはあまり感じなかった。それは私が経営のことを知らないからかもしれない。
「非常識な経営法」と言わずに「愚直に信念を貫き通した」と言えば合点がいく。「非常識な」ではなくて、著者(社長)の愚直さが「常識外れ」なのではないか。信じたことに忠実に。ただただ忠実に。その経営姿勢からにじみでる何かが、さいちの手作りおはちや惣菜の美味しさを生み出しているんだろうな。
添加物が使われていないことを知った
同著を通じ更に興味を抱いてしまったのは「添加物は使わない」という頑固さ。その頑固さのせいでしょうね。買う側も安心感を覚えますよ。なぜか。また、秋保界隈に行った際は立ち寄らせていただきます。
次に狙うお惣菜三つ
同著から作り手の思いがビンビン伝わってきました。 有名企業から研修受け入れを求められるとか、一日○○個売れるとか。これらも有名度合いを図る尺度のひとつなのかもしれません。肝心なのは「なぜ、そうなのか」でしょう。さいちのスゴさは「物作りに込める思い」です。そして「愚直さ」だと感じます。
自動化された製造ラインから生み出される大量生産商品と全く正反対なさいちの惣菜。作り手の考え方、商品に込めた思いを知ると、買い手もまた「感謝」を込めて買い物をしたくなります。 さいちに惣菜が存在することを知らなかった私。さいちと言えば手作りおはぎだったのですが、次は以下の惣菜を狙おうと思います。 きっと「ずば抜けた」というより「ふつうに美味しい」んでしょうね。あまり期待せずに行こうと思います。
五目煮
さいちのお惣菜の主力商品だそうです。さいち惣菜のビギナーとして主力の「五目煮」を外すわけにはいきません。次は絶対、五目煮です。
おにぎり
同著で紹介されているエピソード。そこに登場する「お客さんのお孫さん」が食べたかったという「おにぎり(味噌田楽)」を買おうと思います。
佃煮
先日、はじめてかった惣菜。その時の佃煮が美味しかった。だからリピートします。単純です。
見習うべき姿勢
経営のことは知りません。経営(商売)は知らなくとも、一つの物事に徹底してこだわる。しかも環境変化に動じず何年も何年も。その姿勢を見習いたい。情熱を忘れた私の判断基準は、すっかり「目先の損得勘定」に蝕まれております(苦笑)。 さいちの思いが注ぎ込まれた五目煮の味を噛み締めたい。もしかしたら著者の情熱の一端を味わえば、私の汚れた思考回路も浄化されていくかもしれません。
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