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金華楼でタンメンとタンタンメンを勘違いした幸楽苑ユーザーの顛末

1⃣金華楼の担々麺の味が脳裏に焼き付いて離れない

幸楽苑のみそラーメン。 テーブル備え付けのニンニクを2杯。酢を2周。さらにラー油を1周。 390円の一杯に10年以上愛し続けるこのアレンジを加えていただく。 可もなく不可もなく。 とはいえ,編み出したアレンジで「鉄板」の地位を確固たるものとした幸楽苑のみそラーメン。 そのコストパフォーマンスとあいまって,らずもね家の土日の外食といえば決まって幸楽苑なのだが・・・ 女川町の金華楼。 担々麺の味が脳裏に焼き付いて離れない。

2⃣亡くなった婆ちゃんと家族旅行をした際に

きっと12年前のこと。 小さな家族旅行をした。 もちろん震災前のこと。 雄勝町の中心部。雄勝硯伝統産業会館の展示を拝見。最終目的地は当時,鮎川で美味しい吉次が食べられた民宿でゆるく1泊する,小さな小さな家族旅行。 だが,今となっては何にも代えがたい一生の思い出として深く刻まれている。 なぜなら,1年前に亡くなった婆ちゃんへも一緒の「婆ちゃん孝行」だったからね。 雄勝町から民宿へ向かう途中,昼メシは女川町の金華楼で。 当時,金華楼は海の目の前にあった。 気取らない。田舎のラーメン屋。 晩年,膝が悪かった婆ちゃんも当時は2階の座敷へ階段で上がれた。 2階の座敷に座り壁一面に貼られた豊富なメニューに戸惑うも,注文したラーメンに外れはなかった。 もしかしたら,小さな小さな家族旅行の喜びが爆発していたから故のことかもしれない。 とにもかくにも,女川町の金華楼は個人的に楽しい家族旅行のワンシーンを飾ってくれた店として深く刻まれている。

震災後,6年を迎えようとする今,ようやく金華楼を再訪。

3⃣タンメンとタンタンメンを勘違いするもあとひく旨さに完食

幸楽苑でみそラーメンしか食わないヤツがたまに変わったヤツを注文しようとする,ロクなことがない。 とりあえず,高価なことはわかりつつも再訪が遅れたことへの罪滅ぼしとして海鮮ラーメンが届く。

海鮮の具材から染み出た旨味があんかけスープにいきわたり美味い(ちなみに妻が注文)。

次にもやしラーメン。

海鮮ラーメン同様,あんかけスープが足りない?ようにも見えるが,スープが美味い(ちなみに次男が注文)。

ボクが注文した際,頭でイメージしたのは「タンメン」(下のような,塩味で野菜たっぷりのやつ)。

その思いを頭に描いたまま,確信をもって「担々麺」を注文。 そして,オーダーどおり「担々麺」が到着。

到着して,タンメンと担々麺を誤発注したことに気付く(涙)。 だが,幸楽苑のみそラーメンにはない「食欲をそそる赤い色」と「ゴマの香り」。 口に入れればラー油の辛さが突き刺さる。口はビリビリ。吹き出る汗。 だが,美味い。これ,クセになる。 山椒のせい? なんだこのカップラーメン並みに整った味。この旨さなんだ?

長男が注文したみそラーメンも漏れなく味見をする。 担々麺の辛さから「やさしい味」を欲していた舌に,キャベツの甘さが見事にこたえてくれる。 そして,やはり美味い餃子で口を休めながら激辛担々麺のスープをすする。 辛いのはわかっているが,止められない。ウマイ。 タンメンと担々麺。 脳裏に焼き付いて離れない味。 誤発注してよかった。

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