この年末，いくつかの収納ルール本を読んだ結果，わたしが考えている「散らかる理由」は外れていないようだ。 そして，やはり収納”容積”だけを確保しても，その空間を生かす棚（収納する場所）がなければ片付かないことをダメ出しされた。 収納容積を確保しただけではダメだったのねと後悔です。
1⃣収納容積はめい一杯確保したつもり
築３年。自由設計のわが家。 多くのハウスメーカーからお目当ての一社を選ぶ際，モデルルームの印象に大きく左右されるのではないでしょうか。 らずもね家も例外に漏れずいくつかのモデルルームを拝見。 （高級過ぎて）非現実的なモデルを見ても実感がわかないため，完成後のお宅を拝見させてもらったハウスメーカーもあります。 こうした流れを踏んでハウスメーカーを決めた他，メーカー数社を見学から共通するのは「収納は多いほうが良い」ということ。 そこで，狭い家ながらも収納の”容積”は多くとるように心掛けた。
上写真はロフト（詳細はこちら）。 めい一杯がんばって面積を確保。ロフトの天井高さはお馴染みの１．４ｍ。ロフトに収納した荷物の出し入れに必要な動線は確保しても十分な収納”容積”を確保した。 この他，和室には押入れを，洋室にはクローゼットを設けるように努め収納”容積”を確保した。
2⃣費用面から造作棚は断ったら
繰り返し「収納”容積”」と言うのにはワケがありまして。 というのは，自由設計でしたから「作り付けの棚」を作ろうものなら，それこを自由に設計できたんです。隙間なくピッタリ収まった作り付けの棚ってカッコイイですよね。材料，色等々，意匠にこだわれば，それに比例して費用が嵩みますが，「カッコいい作り付けの棚」を作ることができたんです。
が，先に結論を言うと「作り付けの棚」は全て見送って収納”容積”だけを確保したわけです。理由は新築費用を抑えるため。 「作り付けの棚」を作ろうものなら（まして引出し付の棚を作ろうものなら），見積りが５万円，１０万円単位で費用が増えたんですよね。そんな見積りと市販の家具を比べた結果・・・棚（家具）は後からでも揃えられるから，目先の出費を抑えることを優先しよう。という選択肢が急浮上。多少の迷いはありましたが，作り付けの棚は一切諦めました。
その結果，まったく収納がうまくいかない。後悔してます。 当然と言えば当然の結果です。 収納”容積”があっても散らかる。 なぜ散らかると言ったら空間を縦方向に生かせない。 床面に広がって，あるいは収納するモノひとつひとつを積み上げた状態は美しくない。
3⃣収納のルールを紐解いてみるけど
なぜ散らかるか。 その答えはわかっている。 物が収まる場所がなければ片付かない。 収まる場所は常に決まっていて，いわゆる物ひとつひとつに所定の場所が必要。 こうしなければキレイに片付かない。
例えば上写真。 借家暮らしの時から利用しているカラーボックスを流用し，そこに無理やり押し込んでいた闇の部分。 カラーボックスとはいえ，棚によって仕切られた空間は物が収まる場所となる。この点でカラーボックスはバカにできない。ただ問題は，収まる場所に対して収める物が多過ぎあふれ出していること。その結果，物ひとつひとつに所定の場所を与えることもできず使い終わった都度，違う場所に仕舞う。
結果，散らかる。
収納ルールのセオリーは参考になる。 この年末，いくつかの収納ルール本を読んだ結果，わたしが考える散らかる理由も外れてはいないようだ。そして，やはり収納”容積”だけを確保しても，その空間を生かす棚（収納する場所）がなければ片付かないことをダメ出しされた。 収納容積を確保しただけではダメだったのねと後悔です。
