玄関収納スペースには,出かける時に常に持ち歩く物をテーブルに置けるようにしたかった。単なる収納棚ではなく机のように使える棚を求めていたわたしには,棚板を可変して所望の姿にアレンジできる無印良品のステンレスユニットシェルフがビンゴだった。
1⃣玄関収納棚がないまま過ぎた3年間の惨状
収納容積を確保しただけではダメだったのねと後悔していることを書きました。その象徴ともいえるのが玄関収納スペースでありました。 幅約90cm,奥行約40cmを確保した収納容積。こちらに書いたとおり,目先の出費を抑えるために作り付けの棚の設置は見送った結果,容積(空間)はあるものの収納としては全く機能しない空間となってしまいました。
それでも,どうにか,収納として機能できるように借家暮らしの頃から愛用していたメタルラックを押し込み急場しのぎとしました。が,玄関で脱いだジャンパー,コート,帽子がメタルラックに重ねられ,また子ども達の通学用手さげバックが押し込められ物があふれ出す状況。
見て見ぬふりを続けてきたわが家の闇の部分に無印良品ステンレスユニットを投下。コイツでスッキリ感がアップしました。
2⃣なぜ無印良品ステンレスユニットシェルフか
理由その1:理想の形状だったから
玄関収納スペースには,出かける時に常に持ち歩く物をテーブルに置けるようにしたかった。単なる収納棚ではなく机のように使える棚を求めていたわたしには,棚板を可変して所望の姿にアレンジできる無印良品のステンレスユニットシェルフがビンゴだった。 例えば下のキャビネット。下写真で言うと電子レンジが乗っているように棚全体の中段に広い棚板が設けられたこんな感じのヤツが欲しかった。
が,あいにくこの手のキャビネットはキッチンでの用途を想定しているようで,炊飯器やポットが乗る引出が設けられている場合が多い。これを玄関に置いたら違和感極まりない。
理由その2:理想のデザインだったから
当然のことです。当然のこと。理想のデザインだから。 おそらく最も多く無難な選択は木製の棚だと思います。わが家ではその無難な木製家具をリビングを中心に設置しようと考えていますので,玄関収納には木製以外の家具を選ぼうと考えていました。 で,最初に思い浮かんだのはアイアン。アイアンの黒と棚板の木の色合いが新鮮に見えましたね。
ただ,残念なのは,この手の棚には「理由その1」に挙げたような机イメージで使える棚がないんですよね。 その点,無印良品のユニットシェルフには木目調の棚板の他,わたしが選んだステンレスの棚板もラインナップされていますからね。見事,木製以外の家具を選択できました。
理由その3:有効ボード風に使える!?
ステンレスユニットシェルフを選んだ今,収納棚選びを振り返れば何の悩みもなかったようにスッキリしている。けど,欲しい収納棚に巡り合えない状況が続いた時には例によってDIYすることも考えました。 で,DIYを検討するためにネットを漁っている中,見つけたのが有効ボード。
有孔ボード用のフックと組合せて,いろんなものをぶら下げられる。これがスゴク便利に見えましてね。 改めて無印良品のユニットシェルフを調べてみると,あるじゃないですか。オプションパーツのバックパネルに穴の開いたヤツが。
3⃣唯一しっくりこなくて最後まで悩んだこと
最後まで悩んだのは寸法です。 ピッタリとはいかないまでも幅は問題ない。 ただし,奥行が1cmほどはみ出る。家を設計した際,市販の収納棚の標準的な奥行として40cmを選んだ。後付けの収納棚を設置する今,どうにかこの40cmを死守したい。ステンレスユニットシェルフの奥行はこれをはみ出す。許容すべきか否か。 なぜ,そこまで「家具の寸法」にこだわるか。
- らずもね的「家具の寸法」へのこだわり
- 家具を収める場所の幅,奥行き,高さを無駄なく使いたい
- これにより最大限の収納スペースを確保する
- ピタッとこない家具を強引に収めると無駄なスペースが残る
- 無駄なスペース(隙間)には,「スキあらば何か詰め込む」ことが多い(整然としない状態を許すことになる)
- その結果,収納しても「雑然とした残念な感じ」が残る
新築しだからこそ「徹底したスッキリ収納を目指す」。 こんな決意があります。 だから,家具の寸法で妥協したくないんですね・・・ でも,最後には1cmくらいいいか,と妥協しました。