- こんなあなたに
- 自己責任でチャレンジできる人
- 熊手だけでは残ってしまうサッチが気になる人
- サッチング効率をあげたい人
- 困りごと
- 気になる残ったサッチを取り除く方法ない?
こんな困りごとにこたえます。
理由と目的
サッチング効率を上げる芝焼きを紹介します。
いつやるか
芝焼きは,やるなら新芽が出る前です。いつでもできるわけではありません。
【築3年目】初体験で削り過ぎた感が否めないサッチングの効果やいかに
のとおりサッチングのおすすめ時期は新芽が出る前です。熊手によるサッチングなら新芽が出た後もできます。が,芝焼きは絶対に新芽が出る前です。【築3年目】初体験で削り過ぎた感が否めないサッチングの効果やいかに
新芽が出る時期は地域によって違います。芝焼きするなら新芽が出る前を見逃さないようにします。
らずもね家の場合,冬の寒さを乗り越え頭をもたげた新芽がちらほら見え始めた頃に焼いたこともあります。問題なく芝の健康が維持できましたが若い新芽をチリチリにするのはかわいそう。時期を逸しないようにしましょう。
あなたが本当に芝焼きするなら風のない日を選ぶことも大切です。風が吹き込むと一気に火が燃え広がるおそれがあります。風のない日を選びましょう。
効果の目安
らずもね家では芝生が毎年元気に育ちます。勝因はサッチング。2015年から毎年続けているのでサッチングの効果を強く実感してます。熊手サッチングと芝焼きは,方法が違いますがサッチを取り除く目的は同じ。
サッチングの効果は【築4年目】激務で疲弊したオッサンを癒す雑木の庭 喜びはDIYだからこそ倍増するで紹介の下写真の感じ。【築3年目】これがサッチングの効果なのか!? 芝生が緑になるの早過ぎでは2015年秋と2016年初春の芝生の様子も紹介しています。
ちなみに芝生の手入れにはサッチングのほか「芝刈り」「施肥」「エアレーション」があります。なかでも,芝生全体の風通しをよくするサッチングの効果は絶大。新芽が出る前,その年最初の芝生の手入れにサッチングをしましょう。
この様子を見た家族が「こんなに荒らして生えてくるの? 大丈夫?」と言いますが,心配無用。効果てきめんです。
リスク
庭の芝を焼く。つまり,n庭の中,家屋近傍で火を扱います。以下に示す同様の方法,手順で芝焼きにチャレンジされた際に生じる損害等について当ブログは一切責任を負いません。自己責任でお願いします。
サッチは少なからず水分を含みます。このせいか,炎が燃え上がるというよりチリチリとくすぶりながら焼け焦げる。立ち上がる炎の高さは最大でも地面から10cm以内。そんな印象です。ただ,火を扱う危険性があることにかわりはありません。注意して,かつ自己責任でお願いします。
サッチング効率を上げる芝焼きにチャレンジ【自己責任】
- 芝焼きの準備
- 準備物
- 安全対策する
- 芝焼きの範囲を決める
- 水をまく
- トーチで芝を焼く
- サッチを回収する
- 水をまいて完全に火を消す
芝焼きの効果を確認する - サッチング効率を上げるために
- 訓練
- 指示と監督
- 懸念と解決
- 本日のらずもねフィーリング
芝焼きの準備
真っ先に考えるべき・準備すべきは安全の確保です。「何で焼くか」を考えて道具を選ぶより先に消火用の水を準備しましょう。
準備物
- 消火用の水(ジョウロがいいでしょう)
- アウトドア用トーチ
アウトドア用トーチ
芝焼きにはアウトドア用トーチを使います。アウトドアショップなら豊富なラインナップから選べるでしょう。
らずもね家ではホームセンターで購入。ワゴンセールでゲット。お安く済みました。
取扱説明書を読んで安全に使います。
安全対策する
芝焼きの範囲を決める
構造物に近い場所はやめましょう。火が燃え移って取り返しのつかないことになってはもともこもありません。燃えてはならないものから一回り,二回り離れる安全距離をとって焼く範囲を決めます。
水をまく
炎が絶対に燃え移ってはならない構造物にはあらかじめ水をかけましょう。こんなに心配しながらやるんだったらヤメようと感じたあなたは,芝焼きしないほうがいいと思います。
トーチで芝を焼く
ガスを出すハンドルを緩め,点火ボタンをカチッと押すだけで炎がでます。
絶対に少しずつ少しずつ芝を焼きます。絶対にそうします。複数の場所に火をつけるのは絶対やめましょう。予想もしない燃え広がりを見せることがあります。怖いです。
サッチを回収する
サッチの表層はすぐ焼けます。しかし,表層の下に積もったサッチは燃えません。そんなところはサッチを熊手で掘り返しながら焼きます。あまりに多い場合,回収したほうがはやいです。
水をまいて完全に火を消す
最後は,ホースで広く大量に水をまいて完全に火を消します。
芝焼きの効果を確認する
一連の作業を終え,結局芝焼きだけでは済まず,熊手で書き出したサッチを手で回収するなら芝焼きなんかイラナイんじゃ・・・と感じる場面もあったけれど,拾いきれないサッチをマメに焼いてやると上写真のように地肌がでる。これ,超スッキリした。 まさに,エアリー度は50%を超え100%に(部分的にですけど)。
【築3年目】連日のサッチングで芝生のエアリー度は50%に上昇
サッチング効率を上げるために
訓練
振返ること2016年2月,3月,サッチングを初体験(以下をご覧ください)。
【築3年目】初体験で削り過ぎた感が否めないサッチングの効果やいかに
【築3年目】これがサッチングの効果なのか!? 芝生が緑になるの早過ぎ
らずもね家ではサッチングを一人人海戦術でこなすしきたり。 小さな熊手でサッチを書き出す作業重労働ではない。が,もっと効果的,効率的にやりたい。そこで「芝焼き」に挑戦。
炎を扱うDIY作業ゆえ,あらかじめ延焼しては困る部分に水を撒くなどの対策を万全に行い,恐る恐るためしました。もっと強力な火力のトーチもあることでしょうが,庭での芝焼きですし少し物足りないくらいの火力のほうが,安心感があるように感じます。それに,なにより安価なのがいいです。
はじめての芝焼きでは付属のガス1本を使い切ることもなかったのですが,予備のガス缶があると安心です。
新芽にとっての邪魔者でしかないサッチをトーチで焼き進める作業は快感でしかない。
スピーディーに進むなぁというのが第一印象でしたが・・・
実は地表面に見えるサッチだけが焼けている。
できるなら,サッチを熊手で掘り起こす作業はしたくない。これが,芝焼きチャレンジの切っ掛け。でも,やってみたら結果的に熊手でサッチを毛羽立たせ,さらに山盛りにしてトーチで焼くことに。
すると白い煙を上げながらサッチが燃える。白い煙の正体は水蒸気。表面に隠れ重層的に溜まったサッチには,これだけの水分が含まれている。 こうして,いわば閉鎖された状態が放置されれば,そりゃ芝生の新芽だって伸びにくいわけだ。芝焼きだけでサッチが取り除かれないのは残念だし,熊手を使わざるを得ない状況には悔しささえ覚えたけど,サッチングの必要性について強く納得。
指示と監督
どうしても取り残されるサッチを焼いて灰にすれば風通しが良くなります。芝焼きでサッチング効率は上がります。ただ,”劇的に”という程ではない。逆に”劇的に効率が良い状態”とは「一気に焼ける焼ける状態」。それって相当恐い,リスク高い。
サッチに含まれる水分のおかげ(というのかはともかく)で一気に燃え広がらず,少しずつコントロールできる範囲を焼いていく。火を扱う危険にかわりはないがリスクを低く抑えながら。この感覚が大切です。
懸念と解決
芝焼きの懸念は火の取扱いを誤ること。火傷や火事です。あなたが本当に芝焼きするなら自己責任で。消火用の水を準備してからやりましょう。
本日のらずもねフィーリング
- いかがでしたか?
- 効率は上がります。ただ”劇的に”という程ではありません。
- 火の取扱いで火傷や火事のリスクがあります。芝焼きをするならあなたの自己責任でお願いします。