【３万円節約できる】ヨド物置組立の頑張りどころ

ヨド物置の価格はヨド物置のランキングトップ１００に見られるようにサイズに応じ様々です。本体価格はざっくり１０万円前後といったところでしょうか。

意外と見落とされるのが本体価格にプラスされる組立費です。組立費は５万円以上とも言われますが、ＤＩＹすれば組立費を節約できます。

理由と目的

ちょっと思い出して欲しいんですけど，ニトリ，無印良品，イケアの組み立て家具を組立てたことってありますか。

その経験があればヨド物置を自力で設置できると思います。難易度は高くありません。以下に手順を示します。あなたの助けになれるとうれしいです。

ところで，あなたがヨド物置を設置する目的はなんですか。マイホーム新築に合わせ新設したい。荷物が増えたから増設したい。自転車，バイクを収納したい。どんな目的であれ二人（自力）でやれば３万円節約できますよ。３万円あったら何を買いますか。何がしたいですか。

いつやるか

さて，ヨド物置の設置を考えていきましょう。

「いつやるか」の前に自力での設置には人手がいることを頭に入れましょう。たしかに一人でできる小型の物置もあるでしょう。しかし，安全なのは複数人での作業です。

このため「いつやるか」と言えば，自ずと人手が揃う土日，祝日が有力になります。

風の強い日は避けましょう。強風下では持っている部材が風で煽られます。仮組した状態の物置が倒れるリスクもあります。部材が受ける風圧は想像以上に大きいです。風のない日を選びましょう。

「物置のサイズに対し人手は何人必要か」とお考えの方もいると思います。らずもねは二人でエスモESE-2109A（間口２ｍ１０ｃｍ×奥行９０ｃｍ×高さ１ｍ９０ｃｍ）を据え付けました。

仙台市内の物置組立工事代の実勢価格（ホームセンターで購入する際に組立工事を含めてお願いするケース：らずもね調べ）は約３万円。ＤＩＹ（夫婦２人による組立）なら据付工事代０円。３万円節約というわけです。

効果の目安

ヨド物置の据え付けは二人でやれば３万円節約できます。３万円あったらナニします？

節約できた３万円。そのウレシサはもちろん，らずもね家では新居引越しの際に玄関に押し込んでいた荷物や雨ざらしになっていた荷物を仕舞えるようになりました。

リスク

据え付け作業には部材で手足を挟むケガのリスクがあります。腰が痛い人ならギックリ腰をやっちゃう恐れもあります。

ヨド物置の設置場所・位置を決める

組立に入る前にまず設置場所・位置を決めましょう。

ネット通販で購入したヨド物置は，梱包された状態で配達されます（下写真）。

ヨド物置の側壁材，床材，屋根材，後壁材，扉材，棚板は，それぞれ部材別に梱包されています。どの部材も屋内で保管できるサイズではないので，据付まで屋外に仮置きすることになるでしょう。

仮置き中，風雨にさらされ梱包材（ダンボール）が雨でぐっしょりになるかもしれません。これ自体は問題ありませんが，到着後，放置せず速やかに据え付けるなら設置場所を決めてから発注するのが正しいです。

ヨド物置を選ぶ・注文する

設置場所・位置が決まれば物置のサイズを選べるでしょう。逆に，必要な物置サイズを選んでから設置場所・位置を決める方もいるでしょう。

どちらの場合でも，「設置場所・位置」「物置を選ぶ」手順は必要不可欠です。

人手を揃えられるか考える

人手を揃える。コレ，３万円節約の必要条件です。人手が揃えられなければ自力での据え付け作業はあきらめたほうが無難です。ケガをしてはもともこもないですからね。

例えば，家族（夫婦，子供），親戚，友人などなど，人手が揃えられる方には３万円節約の道が残ります。

ヨド物置の取扱説明書を読む

自力で据付手順を実行できるか。この判断のため取扱説明書を読みましょう。

ヨド物置　取扱説明書

取扱説明書はヨドコウのホームページから見ることができます（以下）。ホームページでお目当ての型式の組立取扱説明書を確認しましょう。ちなみに，上写真の取扱説明書はヨド物置本体に同梱のものです。

「自力でできるか否か」を判断する

不安や心配はつきものです。その感じ方も人それぞれです。ヨド物置の据え付け作業を言えば，らずもねの経験上，据え付け作業の中に高難易度の作業はありません。

強いて言えば，面倒に感じる，難しく感じる作業は２点です。ひとつ目は「基礎用のコンクリートブロックを買う」。ふたつ目は「アンカーをモルタルで固める」です。いずれも物置の基礎まわりの作業です。未経験の方には「モルタル練るなんてムリ」と感じる方は多いと思います。このへんが「自分でできるか否か」の判断の分かれ目。あなたは，モルタル練りますか？

らずもねの場合，ヨド物置エスモ ESE-2109Aの基礎をＤＩＹする方法で基礎を作りました。ＤＩＹ意欲にあふれてましたからこんなこともできました。

ヨド物置エスモ ESE-2109Aの基礎をＤＩＹする方法

続きを見る

「業者に頼むか」「ＤＩＹか」を選択する

さぁ決めましょう。「業者に頼むか」「ＤＩＹか」。

以降の記事では，自力での据え付け作業を選択する方向けに組立方法を紹介しています。「業者に頼む」を選択する方には，役立たないと思いますが，読んでもらえたら「基礎用コンクリートブロック，モルタル練りさえ乗り越えればできるかも」と感じてもらえるかもしれません。

ヨド物置を組み立てる

ヨド物置は概ね以下の手順で完成します。らずもね家では「物置設置場所を決める家族会議」「設置場所の整地」「基礎型枠」「コンクリート打設」「型枠取り外し（ジャンカ発見）で意気消沈」等，肉体的・精神的疲労を重ねながら完成に漕ぎつけました。

取扱説明書に示される基礎用コンクリートブロックを使えば，基礎づくりに要する労力は激減します。

組立開始前にコンクリートブロックを用意する

取扱説明書のとおり，ヨド物置は一般的にコンクリートブロックの上に据え付けます。組立開始前に最寄りのホームセンターで市販されているコンクリートブロックを買いましょう。

梱包を解く

梱包を解きます。梱包材（ダンボール，ビニール類）は結構な量になります。自治体のルールに従って処分を。

金具・ボルト類を確認する

床，壁，屋根等を連結する金具やボルトは上写真のようなパッケージになり，床材の梱包の中に同梱されています。

こちらは同梱の工具キット。水平器とプラスドライバーとT型スパナが付属しているのがウレシイです。

手を抜かず床材の水平をだす

組み立ての最初の手順は床材を設置すること。そして水平をだすこと。６つある脚部のアジャスターを付属のＴ型スパナ（上写真，右上）で調整。あっちを上げれば，こっちが下がる。ということを何度か繰り返しながらも，イライラせず手を抜かず水平を出します。このあたり「面倒だ」と感じるか「面白い」と感じるかは人それぞれだと思います。らずもねは面白かったです。

６箇所ある物置の脚。しっかりコンクリート平板にのっています（上写真は完成後の状態）。

壁材・屋根材を組み立てる

壁材・屋根材の組立は，写真で記録を残すことができない程，てんやわんやでした。

組立説明書の手順２「側壁の取付け」をすると，取り付けた壁材が立った状態でその後の組立工程で固定されまでの間，倒れないように誰かが側壁を支えなければならないんですよね。

冬，壁材を風圧で押し倒す程の強風だったこの日。

夫婦２人のうち常に１人は壁材を支えるという作業分担。床に左側壁材を連結。妻が壁材を支える間に夫が屋根材をのせる。次に左側壁材と連結した屋根を妻が支える。この状態から右側壁材を立てる作業に移る。この時，妻の立ち位置は右側壁材を差し込む位置と重なり，輻輳する中でもどうに右側壁材をボルトで縫う。

長げぇよとのツッコミ，ありがとうございます。てんやわんや感を再現してみました。

組立途中は立ち上げた部材がグラつくので，それを支えてくれる人が必要なんですね。側壁材から屋根を入れた状態（正面から見て”口（くち）の字”の状態）まで組み上げても固定されず。後壁材を入れると安心感がでてくる。後壁を固定する段階までくればホッと一息。支えている手を離しても倒れることはありませんでした。

ヨド物置の組立完了

組立途中の不安定な状態の中，風に煽られたため部材が歪んでしまうのでは。 そんな心配もあるなか，相当ドタバタしたけども無事完成。

推奨されている市販のコンクリートブロックではなく，コンクリート平板にのせたヨド物置のたたずまい。 コンクリートブロックの「穴」が美観を損ねるように感じましたもんでね。 こんな方式を採用しています。

しっかり施錠もできて，盗難防止に有効です。

本日のらずもねフィーリング