その答えは「心と体を癒やす雑木の庭 」にあります。
1⃣続編「心と体を癒す雑木の庭」
いつも拙著な若輩ブログでありながらも「よく読まれている記事」上位ランキング常連で輝きを放っているのが,個人的に大絶賛している愛読書を紹介した雑木の庭を造りたいならコレを読めです。>
同著を買い求めてからというもの,この本の著者のブログを愛読している。で,以下の記事で続編「これからの雑木の庭 心と体を癒す雑木の庭」が発売されることを知りました。迷わず購入です。
- 深まる秋と高田造園の1か月
- http://www.zoukinoniwa.biz/blog/2014/10/1261021.html
ちなみに,著者のブログでは以下の9冊のメディアも紹介されています。 発売順(新しいほうが上)で整理すると以下のとおりになりますよ。
どんなものでも,気に入った「シリーズもの」に遭遇すると揃えたくなる質(たち)のわたしは上から3番目のこれからの雑木の庭に続く「心と体を癒す雑木の庭」を買い求めました。 以下のリストにある「雑誌」とか「単行本」というのもいいのかもしれませんね。でも,両方ともムック本でサイズが同じというのが書棚に並べた時におさまりがよくていいんです。
- 庭造りなら高田造園設計事務所(http://www.zoukinoniwa.biz/menu07/)で紹介されているメディア
- 2014/10/10 – 心と体を癒やす雑木の庭 (主婦の友生活シリーズ) ムック
- 2014/7/1 – 庭 No.216(2014年秋号) 雑誌
- 2012/10/19 – これからの雑木の庭―庭空間を改善して快適に (主婦の友生活シリーズ) ムック
- 2010/4 – green mind―楽園を創造するガーデンデザイナーたち 大型本
- 2009/10 – 1本から楽しむ小さな雑木の庭 (主婦と生活生活シリーズ) ムック
- 2009/5 – ガーデンツリーお手入れ便利帳―ひと目でわかる!図解 小さくしたい 花を咲かせたい (ひと目でわかる図解) 単行本
- 2008/10 – 木もれ日を楽しむ雑木の庭 (主婦と生活生活シリーズ) ムック
- 2008/9/1 – 庭 2008年 09月号 [雑誌] 雑誌
- 2006/3/1 – 庭 2006年 03月号 雑誌
2⃣擦り切れた40代の心と体を癒やしたい
いや,そんなにヤツレテはいませんよ。 でもね,毎日繰り返し大小さまざまなストレスに曝されているわけだからね。蓄積される疲れも無視できない。だから,家と庭(つまりっ家庭)は心と体を癒せる空間にしたい。癒しの効果を最大化したい。というワケです。
しからば,何から取り掛からろう。 完成形も見えないままDIYで突き進めば失敗も多いはずだ。 何らかの道しるべになるものはないか。
その問いの答えにぴったりハマッたのがこれからの雑木の庭でした。 この本からDIYの技法・テクニックを学ぶことはできません。 が,そもそも「庭造り」をどう捉えるか。そして木々固有の性質を考えて枯らさず健康に育てられるような樹種の選定,レイアウトなどを知ることができます。この本を読んでDIYを考えれば,ホームセンターから好みの木を買ってきた→植えた→枯れた,という残念な結果にはならないだろうな,と感じます。
確かにこのクチコミの指摘はわかります。でも,わたしは好きです。
3⃣フィトンチッドはご存知?
さて,一般にひとつの「主張」は「論拠」と「データ」に支えられます。 「心と体を癒やす雑木の庭 」は続編の名のとおり前著「これからの雑木の庭」に記される「癒し」をクローズアップした内容と言え,42ページ「健康で快適な住まいをつく雑木の庭」Part1~3(以下)に著者の思いが込められています。
- 「心と体を癒す雑木の庭」の中心部分
- Part1:住まいの自然環境としての雑木の庭
- Part2:快適な住環境をつくる木々の効用
- Part3:樹木の環境形成作用を庭に生かす
この中心部分で「心と体を癒す雑木の庭」のデータで示しながら説明しています。読み手によっては,通信販売(実演販売)のような猛烈なアピールがかえって疑わしくも思えるかもしれません(笑)。 この「Part3:樹木の環境形成作用を庭に生かす」に登場するのが「フィトンチッド」。わが家の庭にもフィトンチッド漂う健康増進効果の高い空間を目指しますよ。
続編もDIYしたい人へ技法を伝授しようと書かれているものではないはず。なので,このシリーズをそういう目線で見てはいけません。といいながらも,続編には「植え付けの手順」が紹介されている作業の一端を知ることはできますね。