- こんなあなたに
- 子育て中の人
- キャリアアップを狙う人
- 困りごと
- 働くことの本質を知りたい
- 仕事の本質を踏まえて子どもの将来を考えたい
こんな困りごとにこたえます。
この記事でお伝えすること
苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」が素晴らしい。
この一言だけお伝えしたい。
「苦しかったときの話をしようか」が教えてくれること
同書を読めば自分の将来や仕事のことを考える際の「考え方(フレームワーク)」を学べます。
答えは一人一人が自分で出さねばならないが,自分の将来や仕事のことを考える際の「考え方(フレームワーク)」は知っておいたほうが良いのは間違いない。[引用:苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」,5頁]
働くこと。必要性。意義。自己実現。生きがい・やりがい。生活水準と切っても切れない年収。理想と現実。
その本質に近づこうにも,いくつも切り口があって,どういった分類・手順で頭の中を整理しようか。そう考えるうちに,「仕事の本質」,その実体が霞んでしまう。結果,明日も,明後日も,リタイアまで続ける仕事の本質はを捉えられないまま。
そんな中,らずもね家の子ども達の将来のことを考え,話し合っている。そして空回りする。
将来のことを語り合うときに忘れている「現実」
らずもね自身「仕事の本質を突き止めた」なんて実感は,今のところありません。
ただ,子どもには「今,努力しよう」と伝えています。つまり「手遅れにならないように」ということ。ヤバイと思って頑張りはじめた時,既に特定の業界の,特定の業種に就いいるなら,努力してもすぐに天井が見えたりする。その業種が好きならまだしも,「なんとなく選んだ」結果,手遅れにならないようにと。本人の努力をすべて拾い上げて評価してもらえる。どんどん昇給して年収もうなぎのぼり。そんなこと,まずありえない。現実に晒されて働いてきた大人たちなら,肌感覚でしっている当然のこと。
ただ,対「子ども」と将来のことを話し合うとき,「この種の現実」「日常茶飯事に起こる不条理なこと」などの現実を忘れて,とかく「夢」や「やりたいこと」から将来の話を組立ててしまう。将来のことを語り合うときに「現実」を忘れている。
その点,同書は「そもそも人間は平等ではない」等,学校では教えてくれない世界の秘密,つまり「現実」に起点を置き「仕事の本質」に迫る。
- 第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
- そもそも人間は平等ではない
- 資本主義の本質とは何か?
- 君の年収を決める法則
- 持たない人が,持てるようになるには?
- 会社の将来性を見極めるコツ
[引用:苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」,目次]
らずもね自身,こういった視点から「仕事の本質」を捉えたことはない(いや,ほんのちょっとはある。読みながら「オレだってそれぐらい知ってる,考えてる」って感じたけど,著者の「筋のとおった痛快な説明」には叶わない)。
本日のらずもねフィーリング
- まだまだ繰り返し読みたい。子どもと将来のことを語り合う際,その道標(ネタ本)となりうる一冊。
- いっそ,子どもに読ませたい。
- だけど,「大人だからわかる」ってのもあるので,使い方には工夫が必要そうです。