- こんなあなたに
- 自分の「好きなこと」を探している人
- 子どもが「好きなこと」を一緒に探したい人
- 仕事を自由にしたい人
- 困りごと
- 進路(転職)で悩んでいる
- 子どもの将来で悩んでいる
- 仕事に行き詰っている
こんな困りごとにこたえます。
もくじ
この記事でお伝えすること
あなたの,もしくはお子さんの「好きなこと」を探す方法を二つ紹介しています。
「好きなこと」が見つからなければはじまらない
苦しかったときの話をしようかでは,「自分の好きなことを見つけよう」と説いています。なぜなら,「好きなこと」の中に「自分の強み」があるから。「自分の強み」を見つけ,その一点に集中しよう。と教えてくれます。
苦しかったときの話をしようか
そう,「好きなこと」がみつからなければはじまらない,というわけです。
「好きなこと」の見つけ方~その1~
ありがたいことに,「苦しかったときの話をしようか」では「好きなことの見つけ方」まで教えてくれます。
特徴は,子ども達と一緒に取組める「かんたんな方法」だということ。思いつくままにやってみる。煮詰まったら周囲の協力も得る。かんたん過ぎるせいか,「どこが」「なぜ」とか,「好き嫌いの境界を探る」とか,分析めいたことはやりません。考えず,直感と数で勝負する。そんなチャレンジで自分の「好きなこと」を見つける。
「好きなこと」の見つけ方~その1~が,この方法です(詳しくは同書にゆずります)。
「好きなこと」の見つけ方~その2~
好きではないものと比べることで「好きなこと」の輪郭が際立たせたり。ある「好きなこと(もの)」のパラメータを可変するような妄想を加えたり。
こうして,自分のことなのに納得しきれない「好きこと」を,追求・熟考し実像をあぶり出す。~その1~とは対照的なこんな方法を学べるのが次の本です。
すべては「好き嫌い」から始まる~仕事を自由にする思考法~
著者は,シュークリームが好きとのこと。例えば,以下の部分。
カスタードクリームを口に詰め込んで恍惚としていると,なんでこんなにスキなのか,自分でも不思議になる。 [引用:すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法,39頁]
シュークリームは好きなのに,クッキーは嫌いだという著者は・・・
その背後にある理由を考える。すると,一つの次元が浮かび上がってくる。すなわち「水分含有率」である。甘いものに関して,自分は水分含有率の高いものを好むのではないか--- [引用:すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法,40頁]
といった,仮説を展開する。仮説を練り上げ,精緻化する過程で,自分の「好きなこと」がクリアになる。実像に迫る。読んでて面白い。
その1+その2で「好きなこと」を見つけ出そう
その1とその2。一方が良くて,他方がダメ。そういうことではないと思う。好き嫌いでもないと思う。本当に自分の「好きなこと」を探すなら,次の方法,つまり「その1」+「その2」で組合わせて探すのがいいと思います。
- その1
- 粗々なレベルで自分の「好きなこと」を見つける(アタリをつける,とでも言いましょうか)
- だからこそ「直感と数で勝負」するわけです
- その2
- その1で見つけた自分の「好きなこと」を分析する
- 自分で練りあげた仮説を精緻化することで,自分の好きなこと,その実像に迫る
本日のらずもねフィーリング
- 自分の「好き嫌い」から「好きなこと」を明確にすること。そこからすべてがはじまること。至極あたりまえのことを溜息交じりで読んでしまう自分は,本当に「好きなこと」をして過ごせていないのかもしれません。
- 楽しくない仕事の中に,楽しさを見つける。その心がけこそが,自分の「好きなこと」以外のことをやっている証に思えてきます。
- 自分の「好きなこと」を追求して,「好きなこと」を仕事にする。やっぱり,これが大切なんですね。