- こんなあなたに
- あの人(トップランナー)に追いつきたい人
- トップランナーに追いつけない人
- トップランナーに追いつけない理由を知りたい人
- 困りごと
- トップランナーになりたい
- でも真似をしても追いつけない
- 追いつくにはどうすればいいか
こんな困りごとにこたえます。
この記事でお伝えすること
わたし達がトップランナーに追いつけない理由を紹介しています。
わたし達がトップランナーに追いつけない理由
わたし達がトップランナーに追いつけない理由。その差は,情熱の差です。
一にも二にも情熱。情熱を伴ったメッセージは周囲を巻き込む。自らの方法論に磨きをかける。
わたし達は,学業であれ,仕事であれ,はたまた趣味であれ,その分野のトップランナーに近づこうとすると,まず「トップランナーは何をやっているか」「どうやって登り詰めたか」に目が行きます。目の付けどころとしては悪くないでしょう。ネット検索すれば「レジェンド的エピソード」「秘訣」「精神」に触れられる。さらに掘り下げたければ,コストを投じれば貴重な有料情報(ネットの有料情報,セミナーへの参加,身近なところでは本を買う)も得られる。
難しいのはここから。トップランナーの方法論に触れると「オレにもできそう」「これなら真似できる」「オレもトップランナーになれる」となる。
情熱の差
忘れてならないのは,トップランナーとわたしたちの歴然とした差。方法論を学ぶ資料の代表である「本」を例にすれば,トップランナーは自身の思考・方法論を書物に仕上げるまでの余りあるエネルギーを持っている。そもそもこの点で,トップランナーと凡人の差には相当な差がある。「読み手(凡人)に読みやすく」との配慮があれば,トップランナー故の葛藤,機微が単純化されているかもしれない。わたしたちは,「わかりやすさ」に乗じて「オレにもできそう」とか言ったりするが,完全な「真似っこ」「完コピ」の域に到達することさえ難しい。
「トップランナーとわたし達の差」は,その違いは「情熱」にあります。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
方法論を学び「頑張るぞ」と意気込むも,三日坊主に終わる。わたし達が経験するよくある経験で,トップランナーがもつ情熱の足元にもおよびません。
苦しかったときの話をしようか以降,森岡毅氏の著書にはまり・・・
苦しかったときの話をしようか
「情熱」の差がアウトプットの質・量に影響することを強く感じます。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」,第5章「アイディアは必ずどこかに埋まっている」で著者が語っていることをあっさり言うと,その一つ目が,課題解決に向け自らが考える「必要条件」を定めること。二つ目がアイディアを探すこと,です。
大阪市第三セクターにより2001年3月31日に開園,2004年に会社として事実上破綻。再建に向け試行錯誤していた2012年当時,森岡氏は「わずかな資金」で「集客増を実現」。これを必要条件と定めたと言います。
一目見でわかる「厳しい必要条件」
ですが,「会社を勝たせる軍師」たる森岡氏は,どんなに厳しい必要条件をも満たすアイディアを血眼で探します。その一画面を垣間見ると,「情熱の差」がアウトプットの質・量に影響することを強く感じるのです。
自らを追い込み,考えに考え抜くからこそ掘り当てられるアイディア。その有効性に対する直感。ひらめき。アイディアを実行する場面で,旧来の考えに囚われる者に「現実的ではない」と評された時の反応(以下)。
安全性検証と許認可の課題に会社を挙げて全力で挑戦する前に,このアイディアを諦めるべきというならば,その理由を言ってみろ![引用:USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?,140頁
アイディアを考える側。考えもせず与えられたアイディアを云々する側。両者の情熱の差。
やらない理由,やれない理由ばかりを挙げてその意識に囚われるのではなく,どうしたらやれるようになるかを一緒に考えてくれ![引用:USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?,140頁
尊敬するのは,アイディアの実現に向け,否定派と対立軸上でバチバチやり合うのではない点。いや,少なからずそういう場面はあるでしょうけど,「どうしたらやれるようになるかを一緒に考えてくれ!」と,関係者を育てようとする愛情があるところ。「情熱」以前に,未来を切り開くためにリスクをとらない人達に向けた強いメッセージとも感じられます。
「情熱」の大切さを教えてくれる一冊
森岡氏の著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」を読んで書いたあらゆる仕事の「効率」と「成功確率」を劇的に上げるにはの方法も,「情熱」の支えがなければ成し遂げられないことです。
あらゆる仕事の「効率」と「成功確率」を劇的に上げるには
絶対に必要なのは「情熱」。これしかない。自分のエンジンに「情熱」を注ぎ続けなければ,どれだけ方法論を習得しようと実行できない。方法論の習得すら,道半ばで途絶えてしまう。
同著は,わたし達に「情熱」の大切さを教えてくれる一冊です。
本日のらずもねフィーリング
- USJ1回目(家族旅行),USJ2回目(家族旅行)で感じたパークの華々しさが,再建を成し遂げようとする「情熱」に支えられていたとは
- テーマーパーク門外漢の森岡氏が,火中の栗を拾うつもりで難題に挑む,その気迫,情熱。
- わたし達が専門とする分野はそれぞれですが,何を成し遂げるにも必要なのは「情熱」。
- 「情熱」が放つ言葉,語気。それをもって関係者を巻き込んでいく。これこそが難局を突き抜ける秘訣ということか。