1⃣らずもね家の肌感覚のみが捉えられる違い
雑木の庭を照らす秋の日差し。 秋に見る黄色,オレンジ,赤の移ろい。 見事な紅葉の後,アカシデの葉一枚いちまいが落葉するまで。 その落葉の瞬間は年を重ねるごとに延びている。 らずもね家の肌感覚のみが捉えられる違い。 家族で共有する庭の形式と他愛のない休日。 心地よい。
2⃣ワインレッドに染まるマルバノキ
雨続きで終わった2017年の夏。 ボサボサ状態に対する嫌気がピークに達した時にやっている芝刈り。 振り返れば,芝刈りの回数は昨年より少なかった。
主の怠慢でボサボサになった芝生。そして,この脚立では手が届かなく剪定が難しくなったコナラが作る影。 影が揺れる。光が揺れる。 この先の木枯らしには絶対にない,柔らかな揺らぎが心地よい。 その心地よさを維持することがモチベーション。 そろそろ,芝生を刈ってやらなければ。
成木の域に達したコナラを自身の南側に配してもらったマルバノキ。 太陽が東の空から昇ったわずかな時間を除き,直射日光に晒される時間はほとんどない。植えるなら「しっとりとした雰囲気の場所がいい」ということを学び,忠実に条件を整えた。 その甲斐あって,隣に植えたダンコウバイとともに葉を茂らせ庭の一角を潤わせてくれる。
その大好きなマルバノキ。 ワインレッドに染まる紅葉が美しい。 欲を言えば,一枚いちまいではなく一斉に色づいて欲しい。さらに,ワインレッドの葉を長く保持して欲しい。が,現時点では叶っていない。
3⃣2017年秋のアカシデは前年より長く葉を保持している
アカシデを植えた年のこと。 秋を待たず葉がチリチリ枯れてしまった。あまりの酷さに枯れてしまうのかと心配した。 勉強した上で植付けたものの,当時,アカシデの株元は容赦なく直射日光の攻撃を受け,乾燥が進む過酷状態。 真夏の疲労の蓄積はアカシデに深刻なダメージを与えたんだなと猛省させられる写真がこの記事
。その写真が上のもの。 紅葉がはじまると葉を長く保持できず,チリチリとなって落ちる。このため,美しいオレンジ色の葉でありながら歯抜けの状態に。
その点,2017年秋は違う。 現時点でタップリ葉を抱いて着々と色を染めている。 最終的にいつまで紅葉を眺められるか。乞うご期待。
ソヨゴの実も赤くなりはじめましたよ。