1⃣揃えた中木,高木類に満足もどこかスカスカ感
コナラ,アオダモ,ヒメシャラ,アズキナシ。 アカシデ,ダンコウバイ,マルバノキ,シラカシ。 トサミズキ,クロモジ,カンツバキ,ツバキ,ソヨゴ。 カクレミノ,ウバメガシ。 15種以上の中木,高木を揃えたけれどどこかスカスカしている。 もう中木,高木を植えるスペースはない。 これだけ植えたというのに,この居心地の悪さ,スカスカ感は何だ。 ということで,基本に立ち返りこの本を読み返す。 スカスカ感を埋めるヒントはないか。 そうして見つけた答え。それが下草。 この本を基本にレイアウトしてきた庭の雑木。本に従っていくつかの”島”のように雑木群による木立をつくった。 この島同士を見比べると,スカスカしているところ,そうでもないところがある。 注意深く点検すると下草の数,ボリュームの違いであることに気付く。 ふむ。これだな。 というわけで,2017年春,目指したのは下草の充実。
2⃣アセビと下草3種盛り
アセビ
下草といいながら,低木に分類されるアセビを2株追加。 例年,この時期に期待している仙台植木市で買おうと考えていたけれど,今年はなんだか出店が少なく規模が縮小された印象があり,選べる樹種にも限りがあるように感じたので,市内の植木屋さんで購入。 店主のご厚意により,値札から大幅割引で購入できました。
下草3種盛り シュンラン,キチジョウソウ,リュウノヒゲ
で,主役の下草。 シュンラン,キチジョウソウ,リュウノヒゲです。 らずもね家の庭には,ヤブランも植えてあります。 ヤブランは幅が狭く細長い葉を株元から立ち上げる姿をしていますが,これは春から夏にかけての期間限定の姿。 寒くなってくると地面に這いつくばるような姿になってしまうのが残念に感じていました。 その点,シュンラン,キチジョウソウ,シュウノヒゲは冬の間も比較的バリッとした姿を保ってくるんです。そこが好きで選びました。
ケースで買った下草たちは,ポットから自身の葉を立ち上げています。
3⃣気になっていたスカスカ感は下草を植えることで見事に解消
下草を植えると,気になっていたスカスカ感は見事に解消。 リュウノヒゲをアルファベットのW(ダブリュー)のような位置関係に配し,地面の茶色が隠れていき徐々にスカスカ感が解消されるのを実感しながら植えました。 下草って庭造りに欠かせないものなんですね。