大切にする

庭造りは「美観」のため。
そんな考えで庭造りをスタートしたけど,実は同時に「自分と家族を大切にする」ことにもなっている。

殺風景な庭を美しくしたい。
しかし,金銭的な余裕はない。
そこで,DIYに着手。

豪華絢爛とはいかなくとも,DIYで理想の庭に近づこうとしている。
そして,嬉しい誤算もある。

どういう訳か,庭造りが進むにつれ心が満たされるんです。
DIYで酷使した体には間違いなく疲労が蓄積されます。
でもね。心が満たされるんです。
そりゃ素人ですからDIYの失敗はつきものです。
その完成度とは無関係に,充実感が得られるんですよ。

毎日の仕事に振り回される。
仕事の量,難易度に違いはあれど,何となく同じような毎日が繰り返される。
こんな時間が長く続けば,蓄積される疲労も見過ごせない。
休日だというのに頭から仕事のことが離れない。

でも,DIYの庭造りに没頭すれば,そんな無意識レベルの不安から解放され心と体をフル充電できる。

よく晴れた休日。
太陽から降り注ぐ光が地面に届く前,コナラの葉にぶつかる。
絶えず光合成をつづける葉には活力が溢れ,主眼を軸に反り返っている。
自分はコナラがつくる日陰にはいり,風と木漏れ日のゆらぎに身を委ね,しばしボーっとする。

わたし達には,春の新緑を,秋の紅葉を見るだけで疲れを回復させる機能が備わっている。
自分が心を込めて植えた雑木の庭。雑木群は,植えてくれた人の想いに比例し「癒しのパワー」で恩返ししてくれる。自宅にいながら森林浴。疲労感の解消とともに気分が上向く。
自分だけではない。
家族全員が同じ気分を味わえる。
精神衛生上、非常に良い。
DIYで進める雑木の庭造り。
雑木が家族にもたらす恩恵。
これ即ち「自分と家族を大切にすること」。

時間の確保

自分を大切にする。
自分に十分な休息を与える。
すると,自分が本当にやりたかったことを思い出すことができる。

スポーツ観戦。ジョギング。映画・音楽鑑賞。楽器。旅行。

そう,仕事に振り回され,休日でさえ頭から離れなかったモヤモヤを一度,閉じ込める。
するとクリエイティブな気分になって,忘れていたことを思い出せる。
そう,自分を大切にすると,オンとオフを切り替えられる。
その結果,明確なオフの時間,つまり自分の,あなただけの時間を確保できるようになる。

余裕のない状況。
例えば,週明けの仕事をミスしたくない。恥をかきたくない。
その恐怖を抱えながら過ごす休日とは決別しよう。

偶然,運良く,巡り合わせで,雑木の庭に興味をもち,「自分を大切にする」感覚に浸り,実際にこんなことができることを実感している。
「自分を大切にする」と瞬時にオンとオフを切り替えられる。モヤモヤを一旦閉じ込めて,落着きを取り戻し,順序立てて対応できる。こんな余裕が生まれるから「自分の時間を確保」できる。

朝のわずかな時間。
朝日に輝くアドダモの葉が美しく。
肌寒さの残る春,銀色に光る芽吹いたばかりのコナラに生命力を教えられ。
秩序正しい筋が入るアカシデの葉に,美しさを覚える。

時間にしてわずか数秒。雑木から得る視覚情報を脳内に取り込むだけで,脳ミソをリセットしニュートラルな状態を取り戻せる。
雑木の庭が放つパワーに「自分を大切にすること」を諭され,さらに「自分の時間」を確保できる。忙しい毎日の中にあっても,瞬時にオンとオフを切り替え,短いながらも自分の時間に復することができ,次のオンの時間に集中できる。

時間の有効活用

自分の時間を確保できると,次に考えることは「時間の有効活用」だ。
毎日仕事に振り回されていた自分からみれば,自分の時間を確保しその活用方法を考えるに至っただけで大きな前進。
モヤモヤに苛まれるている自分からクリエイティブな自分に前進できたことを実感できる。

たしかに,時間の使い方の上手い・下手はある。
しかし,まずは「”時間の有効活用”を考える余力」が生まれたことを素直に喜ぼう。
子どもの勉強を見てあげたり。
ローストビーフを作ったり。
ドラムをはじめてみたり。

平日であれ休日であれ,短くとも自分の時間を確保してやりたいことをやる。
オフの時間が充実することで,より前向きになれる。
フツーであたり前過ぎるこの境地に達するまで時間を要した。
今思えば,それだけ仕事に振り回されていたんだ,ということなのだろう。

癒しとご褒美

疲労が蓄積が重なると,物事が荒んで見える。
周囲に対しても,自分自身に対しても,「どうせ」とか「限界」とか「必要とされていない」とか。
最悪の場合,自分の存在意義を疑うまでになったりと。

らずもねの場合,雑木の庭造りを通じ「自分を大切にする」ことに気づきました。
自分自身に休息を与え,確保した時間を使って本当にやりたいことをやるようになりました。
すると,「自分を大切にする」ことのもう一つの意味を見出しました。
「自分を大切にする」とは,自分自身を労わるとと同時に「自分の存在意義を自分自身が認める」ということでもあるんですよね。

家族,職場。
それぞれの場所で,あなたの,わたしの存在が輝いている。
だから,いつも頑張っているわたし達は自分自身に「癒し」と「ご褒美」をあげるべきだ。

心と体の癒しなら,最も効果的なのは旅行だと思う。
未踏の地で見る物,味わう物。その場でなければ感じられない匂い,風。
これをまた,家族で共有できるのは最高の癒しでありご褒美だ。

自身のチカラで精一杯の贅沢を。
その結果は,その場に溢れる家族の笑顔と幸せな時間。
癒しとご褒美を与えれば,わたしたちが潜在意識で忘れられずにいる「自身の存在意義の高さ」に応えてくれる。

そんな感じがするんですよね。