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雑木の庭に映える花の色は紫か青≪北山 福資寺でアジサイを見ながら≫

1⃣もともと雑木の庭に映える花の色は紫か青だと考えている

6月のある日。 空は”どんより”と言う程,暗くないが明るくもない。梅雨時期に晴天を期待するほうが間違いか。 微妙な空模様だからTシャツ1枚では肌寒さを覚えるが羽織れば汗ばむ。 このあたりが梅雨が鬱陶しい由縁か,とか思いながら仙台市北山にある福資寺のアジサイ(紫陽花)を見る。

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観察すると中心部から外側に向けた白から青へのグラデーション。 花びらが密に重なった青い手毬がいくつも葉の中に浮いている。 もともと雑木の庭に映える花の色は紫か青と考えている自分にとって,福資寺の青いアジサイはド・ストライク。

2⃣「お寺で見るアジサイ」はよりしっとりと見える

福資寺のアジサイ

仙台藩初代藩主,伊達政宗が京都,鎌倉に倣って建立した五つの寺の一つ「福資寺」。 ネット検索するとアジサイ寺とも呼ばれるている模様。 難点は道路。 参道から入り坂道を登って,本堂の裏にある駐車場へ回り込む。 道幅は車1台分。運悪く対向車が来たら,譲り合いながらすれ違い可能な位置までバックしなければならない。最悪なのはすれ違い作業が行われている中,後続車が来た時。渋滞に拍車がかかる。

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その狭い道路の一部が上写真。 参道から入って上写真の場所に突き当ったら右カーブに従って駐車場まで進む。

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パソコン画面で言うなら256色を駆使して繊細に表現されて欲しい,ピンクとも紫とも言えない淡い色のアジサイも。 10年以上前,鎌倉の長谷寺で見たアジサイは素晴らしかった。 境内の高低差を活かし,斜面に咲く青色,紫色のアジサイ。アジサイに囲われた道をかきわけながら進むそのダイナミクス。 全国区の有名なアジサイ寺には劣るが「福資寺で見るアジサイ」はよりしっとりと見えて良い。

3⃣雑木の庭の「緑」と「青」「紫」の組合せ

さて,思い起こすと木々が実らせる「実の色」に着目した過去記事がある。

樹種を選定した当時に「実の色」など気にしていない。 こういった本で調べる時に横目で眺めるけど絶体条件ではない。 絶対条件ではないけれどシランを選んだ時は「紫色」の花を選んで買い求めた。

なぜ,紫が好きなのか。 色の組合せを考える時,決まって登場するのが「色相環」。 下の本の表紙に示されているのが「色相環」です。 そして,色相環において正反対の位置にある色を「補色」という。補色同士の組み合わせは互いの色を引き立て合う相乗効果があると言われている。

雑木の庭で圧倒的に多い色は「緑」。 緑と補色の関係にあるのはズバリ「紫」。 しからば私が好きな「緑」と「青」の組合せはどう解釈されるのか。 色相環上,「緑」から見て「青」はどうなんだ。 色相環で正三角形を重ねた時に2点に位置するもの同士の組み合わせを「対照色相」と呼ぶ。 そう。「緑」と「青」は対照色相の関係にある。 対照色相の配色は,互いにイメージの異なる色相同士で変化が大きいため活発でダイナミックな印象を与えると言われる。 癒しを求めてきた庭だが,意外にも好みの色を色相環で自己分析すると,「緑」の補色「紫」,対照色相「青」を好んでいる。このまま,「癒し効果」よりも「活発でダイナミックな印象」の強い庭になっていくのか。まだまだDIYは続きます。

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